09年新種牡馬の成功を予想する④

 ③からの続き。

 アドマイヤマックス

 主な勝鞍高松宮記念
 繁用地ブリーダーズSS
 父サンデーサイレンス
 クロスになりやすい血 4代ヘイルトゥリーズン、ノーザンダンサー

  GⅠ勝鞍は高松宮記念のみ。デビュー2連勝で東スポ杯2歳Sを制し、将来を嘱望されたが、その後は善戦すれど勝ちきれずという場面が続いた。6歳時にようやく初GⅠ制覇。2歳時から活躍した良血馬にとっては遅すぎた栄光だったかもしれない。デュランダルと同じく、スプリントGⅠを勝ったSS直仔としては初の種牡馬入り。今後の動向が注目される。
 名門ファンシミン系にしてサンデーサイレンス産駒。いとこにはラインクラフトがいる。SS直仔の種牡馬があふれかえる中、比較的地味な競争成績、直仔から3代目にノーザンテースト、4代目にノーザンダンサーが入る、付けにくさを考えると、大きな活躍は望み辛い。

 主な産駒
 
 特になし

 社台F1頭 ノーザンF1頭社台計2頭全体51頭 社台率3.9%

 (注意 ①の記事の表の生産頭数と食い違いがありますが、こちらはnetkeiba.comを参照しています。)

 社台の名門牝系出身ながら、社台系列の生産馬は2頭だけ。なぜかコスモビューFが3頭、ビッグレッドF生産馬が13頭もいる。BRF系列の生産馬の比率は全体の31%。その他、アドマイヤの馬主の近藤利一氏に生産馬を提供していることで知られる辻牧場の生産馬も2頭おり、馬主も近藤利一氏になっている。このあたりの馬が活躍すれば、アドマイヤマックスの種牡馬としての成功にも望みが出てくるかもしれない。

 マイネルセレクト

 主な勝鞍JBCスプリント
 繁用地ビッグレッドF
 父フォーティーナイナー
 クロスになりやすい血 3代ミスタープロスペクター
               5代リボー、ノーザンダンサー

 GⅠ勝ちは地方交流GⅠのJBCスプリントのみ。はっきり言って地味である。血統的には、フォーティーナイナーの直仔であり、後継種牡馬として期待されるところ。母系は、イットー~ハギノトップレディとつながる、今はなつかしの華麗なる一族である。
 この程度の競争成績では、集まる牝馬の質もたかがしれており、クラシックで活躍するような大成功は難しいだろう。ダートや短距離で地味に活躍する馬が多く出るかもしれない。成功は繁用先のビッグレッドFがどれだけ力を入れるかにかかっている。

 社台系の生産牧場の生産馬はなし。

 ビッグレッドF系列生産牧場の生産馬はなし。

 繁用先のビッグレッドFでさえ1頭も生産していないようなので、力を入れているとは言いがたい。ほぼ、日高の中小牧場の生産馬だと思われる。中央入厩の馬も何頭かいるようだが、基本的に地方馬生産用の種牡馬になっていくのかもしれない。競争成績からすれば、それが自然であるし、ダートの短距離で大活躍した馬だから、地方競馬での需要は高そうである。数年後に地方のリーディングサイヤーを獲っていたら面白い。

 アドマイヤドン

 主な勝鞍フェブラリーS、朝日杯FS、JBCクラシック(3回)、南部杯、帝王賞
 繁用地社台SS
 父ティンバーカントリー
 クロスになりやすい血 4代ミスタープロスペクター、ノーザンダンサー
               5代バックパサー、トムフール

 ダート戦を中心に日本タイ記録であるGⅠ7勝をあげた。確実に一時代を築いた名馬であるといえるだろう。
 繁用地は日本の生産の中心地社台SS。
 父ティンバーカントリーの後継種牡馬にして、母は名牝ベガ。兄はダービー馬にして名種牡馬となったアドマイヤベガ、セントライト記念を勝ったアドマイヤボス、弟は現役OP馬のキャプテンベガと、説明不要の良血馬である。
 良血ぶりとGⅠ7勝という派手さ、一方、活躍の舞台が主にダートだったということから、人気種牡馬になるかどうかやや微妙だと思っていた。初年度産駒数を見る限り、やはり微妙な感じだ。

 主な産駒

 特になし

 ノーザンF4頭 計4頭全体46頭 社台率8.7%

 (注意 ①の記事の表の生産頭数と食い違いがありますが、こちらはnetkeiba.comを参照しています。)

 ゼンノロブロイ、デュランダルに比べると、社台が力を入れているとは言いがたい。
 血統的にSS牝馬につけられるはずだが、初年度産駒に母父SSはなし。母とSSとの相性の良さを考えても、是非試してもらいたい配合である。

 やはり日本のダートしか勝っていない種牡馬は、地味な存在になるようである。それが、超良血のGⅠ日本記録保持馬であっても、あのアドマイヤドンであってもそうなのだ、そういうことなんだろうと思う。

 結論としては、種牡馬として成功するのは難しいだろう。
 
 ザッツザプレンティ

 主な勝鞍菊花賞
 父ダンスインザダーク
 繁用地レックススタッド
 クロスになりやすい血 4代ミスタープロスペクター
               5代ヘイルトゥリーズン、ノーザンダンサー、バックパサー

 菊花賞勝ち馬だが、衆目の一致する世代最強馬はキングカメハメハだった。GⅠ勝ち馬だが、実力的に最強クラスとは言い難い。
 父はダンスインザダーク。SSの孫の世代の種牡馬としては、先に引退したツルマルボーイとともに貴重な存在。のはずなのだが、お世辞にも優遇されているとは言い難い。ツルマルボーイの産駒もほとんどが地方入りしているようだ。
 種牡馬としての人気が期待し辛い長距離GⅠのみの勝ち馬、SS系種牡馬があふれかえる現状を見ると、特に強調材料は見つけにくい。

 主な産駒

 フローラルマジックの2007 生産者武田牧場 兄にナリタトップロード(父サッカーボーイ)

 社台F2頭 社台計2頭全体39頭 社台率5.1%

 (注意 ①の記事の表の生産頭数と食い違いがありますが、こちらはnetkeiba.comを参照しています。)

 シックスセンス

 主な勝鞍京都記念、皐月賞2着、ダービー3着
 父サンデーサイレンス
 繁用地レックススタッド
 クロスになりやすい血 4代ヘイルトゥリーズン
               5代ノーザンダンサー

 GⅠ成績は皐月賞2着、ダービー3着だが、勝ち馬はあのディープインパクト。さらに香港で、当時、世界最強牝馬と目されたウィジャボードの2着がある。最強の1勝馬(最終的には2勝)などと呼ばれ、GⅠ勝ちがないことに比して、実力を高く評価された馬であると言っていいだろう。
 父はSS。SS系種牡馬があふれかえる現状で、競争成績がこの程度では、やはり苦戦は必至だろう。

 主な産駒
 
 特になし

 社台F2頭 追分F1頭 社台計3頭全体32頭 社台率9.4%

 (注意 ①の記事の表の生産頭数と食い違いがありますが、こちらはnetkeiba.comを参照しています。)

 サンライズペガサス

 主な勝鞍大阪杯(2回)、毎日王冠
 父サンデーサイレンス
 繁用地アロースタッド
 クロスになりやすい血 4代ヘイルトゥリーズン
               5代レイズアネイティヴ
               6代リボー

 GⅠ勝ちはなかったが、大阪杯でハーツクライ、エアシャカールに、毎日王冠でテレグノシスに快勝、秋の天皇賞でシンボリクリスエスに0.1秒差3着など、能力はGⅠクラスに近いものがあった。また、不治の病と言われる屈腱炎を克服して重賞を勝ち、改めてその潜在能力の高さをうかがわせた。お尻の筋肉がパンとはった見栄えのする栗毛の馬体、白いソックスは今でも印象に残っている。
 父SS。SS系種牡馬があふれかえる現状、この程度の競争成績では、正直言って、厳しいだろう。

 白老F1頭 社台計1頭全体18頭 社台率5.6%

 (注意 ①の記事の表の生産頭数と食い違いがありますが、こちらはnetkeiba.comを参照しています。)

 カルストンライトオ

 主な勝鞍スプリンターズS
 父ウォーニング
 繁用地レックススタッド
 クロスになりやすい血 5代ヘイルトゥリーズン、レイズアネイティヴ、レッドゴッド、ネイティヴダンサー
               6代トムフール

 GⅠ勝ちは不良馬場を利して逃げ切ったスプリンターズS。しかし、それよりもアイビスSDを上がり31.9秒で逃げ切った快速馬というイメージが濃い。
 父の産駒は、他に、サニングデール、ディクタット、アヌスミラビリス、タニノマティーニなど。
 近親クロスになりそうな血が少なく、付けやすい種牡馬である。しかしながら、配合相手の量、質ともに恵まれているとは言い難い。

 主な産駒

 特になし

 社台系の生産牧場の生産馬はなし。

 14頭中7頭の母の冠名がカルストン。おそらく、自家生産馬なのだろう。馬主や生産者の思い入れで、種牡馬を続けていく馬になりそうだ。

 ダイタクバートラム

 主な勝鞍ステイヤーズS、阪神大賞典
 父ダンスインザダーク
 繁用地日高スタリオン
 クロスになりやすい血 4代テスコボーイ
               5代ヘイルトゥリーズン、ノーザンダンサー
               6代レイズアネイティヴ、ハイペリオン、ナスルーラ、フェアウェイ

 主な勝鞍は、ステイヤーズS、阪神大賞典で、他には北九州記念を勝っている。この程度では強調材料に乏しい。春の天皇賞でヒシミラクルに0.1秒差の3着もあるが、仮に勝っていたとしても、人気種牡馬とはいかなかっただろう。
 父はダンスインザダーク。SS系種牡馬があふれかえる現状、他のダンス産駒の種牡馬同様に苦戦は間違いない。
 日本に根付いた在来系統を母系に持つ。血統は興味深い。

 主な産駒
 
 特になし

 社台系の生産牧場の生産馬はなし。

 ヒシミラクル

 主な勝鞍菊花賞、天皇賞(春)、宝塚記念
 父サッカーボーイ
 繁用地レックススタッド
 クロスになりやすい血 5代ファイントップ、ノーザンダンサー、プリンスリーギフト、グレイソヴリン
               6代ネヴァーベンド、ボールドルーラー、ヒンドスタン

 GⅠ3勝馬。菊花賞、春の天皇賞は相手が弱かったことは否めない。しかし、宝塚記念は、後の安田記念勝ち馬ツルマルボーイ、後のジャパンC馬タップダンスシチー、当時3歳の2冠馬で現有力種牡馬のネオユニヴァース、そして当時最強と思われたシンボリクリスエスを破ってのものだけに評価されていい。GⅠ3勝は、十分、最強馬と呼ぶに値するものだと思う。
 父サッカーボーイの貴重な後継種牡馬。しかしながら、配合相手に恵まれているとは言い難い。
 近い世代にクロスになりやすい血がなく、非常に付け易い種牡馬。

 主な産駒
 
 特になし

 社台系の生産牧場の生産馬はなし。

 母父SSの産駒はなし。

 10頭中母の冠名「ヒシ」が4頭。この馬もまた、関係者の思い入れで種牡馬を続けていく馬になるのだろう。

 結論。

 新種牡馬の産駒は社台SS、が例年の定石だ。しかし、今年は、目玉となるはずのゼンノロブロイ、デュランダルがどちらも十分なバックアップを受けているとは言い難い。逆に、ビッグレッドFのロージズインメイは、所属牧場からのすさまじいまでの手厚いバックアップを受けており、社台F、ノーザンFもある程度支援していると思われる。今年は、ロージズインメイがファーストクロップサイアーランキング1位を獲得する可能性がかなり高いのではないだろうか。

 レースの予想風に印を付けてみた。

 ◎ロージズインメイ
 ○ゼンノロブロイ
 ▲デュランダル
 △アルカセット
 △スロラヴィンスキー
 注バゴ

 09年新種牡馬の成功を予想する 完
 

| | コメント (0)

09年新種牡馬の成功を予想する③

 ②からの続き。

 ロージズインメイ

 主な勝鞍ドバイワールドC、ホイットニーH
 繁用地ビッグレッドファーム
 父デビルヒズデュー
 クロスになりやすい血 5代ヘイルトゥリーズン、エルバジェ、レイズアネティヴ、プリンスキロ
               6代トウルビヨン

 ドバイワールドカップ勝ちはあるものの、その他はアメリカGⅠ勝ちがあるくらいで、世界のダート最強クラスというにはちょっと足りない成績。SSなどと同じヘイルトゥリーズン系種牡馬。父父デヴィルズバッグはタイキシャトルと父としても知られる。
 ビッグレッドファームの総帥、岡田繁幸氏が惚れ込んだ馬とのこと。岡田氏が惚れ込んだ馬、という表現は、種牡馬だけでなく、2歳馬などでもしばしば見られるが全てが全て成功するわけではない。この表現自体を過大評価すべきでない。
 血統的には、近親クロスになりやすい馬がおらず、相手を選ばないのが強み。種牡馬の適性自体は短距離向きという気もするが、エルバジェ、プリンスキロなどをクロスさせれば、意外に奥のある馬を作り出すこともできそうな気がする。また、SS系牝馬との配合では、ヘイローの3×4が成立する。このクロスは結構きついので、SS牝馬を大量に相手にするのは難しそうだ。

 産駒の馬体写真を何枚か見たが、背中の良い馬が多く見られた。やはり短距離向きの馬が多く出そうな気はするが、意外な大成功の可能性も感じさせる種牡馬である。

 主な産駒

 ペイパーレインの2007 生産者岡田スタッド 兄にマツリダゴッホ(父サンデーサイレンス)
 イセノトウショウの2007 生産者加野牧場 兄にコスモバルク(父ザグレヴ)
 オリミツキネンの2007 生産者佐藤信広 兄にアジュディミツオー(父アジュケーティング)

 社台F7頭 ノーザンF6頭 白老F2頭 追分F2頭 ビッグレッドファーム31頭 コスモヴューファーム8頭 社台計17頭 BRF系39頭全体108頭社台率15.7% BRF率36.1% 社台+BRF率51.9%

 母父SS7頭全体108頭 母父SS率6.5%

 ビッグレッドファームはこの馬に牧場の興廃を賭けるかのごとく、社台系列の牧場もそれなりに力を入れているのが分かる。この二大勢力の生産馬が半数を超える数字。成功の可能性は高いと言って良いだろう。  

 母父SS7頭全体108頭 母父SS率5.6%

 (注意 ①の記事の表の生産頭数と食い違いがありますが、こちらはnetkeiba.comを参照しています。)

 タップダンスシチー

 主な勝鞍ジャパンC、宝塚記念
 繁用地ブリーダーズSS
 父プレザントタップ
 クロスになりやすい血 3代ノーザンダンサー
               4代リボー、ネヴァーベンド、ボールドルーラー
 

 GⅠは2勝だけだが、現役当時は最強クラスの印象があった。9馬身差圧勝のJC、ゼンノロブロイ以下を寄せ付けなかった宝塚記念、そして2着に敗れたとはいえレコードタイムの立役者となった有馬記念などの一連のレースは実に印象的であった。
 しかし、スタミナには優れるものの、スピード、切れ味が身上といった馬でなかったのも確かで、成功するタイプの種牡馬の類型から外れているようにも思う。
 この馬の血統的なネックは、なんといっても3代目にノーザンダンサーが入ること。近親クロスが確実な種牡馬であることから体質の弱い産駒が多く生まれる可能性がある。3×5、3×6といったバランスの悪いクロスが頻発しそうであり、相手を選ぶ種牡馬になりそうだ。

 主な産駒
 
 特になし。

 社台系の生産牧場の生産馬はなし。

 母父SS4頭全体107頭 母父SS率3.7%

 (注意 ①の記事の表の生産頭数と食い違いがありますが、こちらはnetkeiba.comを参照しています。)

 社台系だけでなく、ビッグレッドファーム系列、下河辺牧場、ノーズヒルズマネジメント、メジロ牧場、西山牧場などの有力牧場の名前も見当たらない。日高の中小牧場が主力と思われる。競争実績の割りに種付け料が安かったせいか、とりあえず頭数だけはそろったが、質的には大いに疑問と言える。

 とりあえず注目産駒を1頭あげる。

 アクセルシチー(母キソジクイーン) 生産者藤平和美

 馬主が父と同じ友駿ホースクラブ。母は未勝利だが、その父が同年生まれのメジロマックイーン、その母は同年生まれの重賞4勝の名牝イクノディクタス。この2頭は93年宝塚記念の1、2着馬であるという因縁の配合だった。この母にタップダンスシチーを配合、大物感はあるが、かなり重い感じのする配合である。

 ストラヴィンスキー

 主な勝鞍ジュライC、ナンソープS
 繁用地日本系種馬協会
 父ヌレイエフ
 クロスになりやすい血 3代ノーザンダンサー
               4代レッドゴッド、ミスタープロスペクター
               5代ネイティヴダンサー

 競争成績は短距離馬だが、外国産馬として、すでにコンゴウリキシオーを出しているように、中距離くらいならこなせる産駒ができても不思議はない。父ヌレイエフで、その父ノーザンダンサー。ノーザンダンサーの位置が近すぎて、近親配合が多くなる可能性がある。血統表に出てくるその他の馬も近親クロスになりやすい馬が多く、相手を選ぶ種牡馬になりそうだ。日高の中小牧場が中心と思われる。

 注目の産駒

 アロールーシーの2007 生産者矢野牧場 姉にアローキャリー(父ラストタイクーン)

 社台F5頭 ノーザンF1頭 社台計6頭全体95頭 社台率6.3%

 母父SS11頭全体95頭 母父SS率11.6%

 (注意 ①の記事の表の生産頭数と食い違いがありますが、こちらはnetkeiba.comを参照しています。)
              
 バゴ

 主な勝鞍 凱旋門賞、パリ大賞典、ジャン・プラ賞、ガネー賞クリテリウム・アルテナシオナル
 繁用地日本軽種馬協会
 父ナシュワン
 クロスになりやすい血 4代レッドゴッド、ノーザンダンサー、ミスタープロスペクター

 3歳時に凱旋門賞などGⅠ3勝。一時代を築いた名馬といえるだろう。アルカセットが優勝したジャパンCで8着だが、例年のJCの勝ちタイムには達している。過去には、JCで負けたあと日本で種牡馬入りし大成功したトーニービンの例があるだけに、単純に高速馬場適性なしと決め付けられない。父ナシュワンの日本での代表産駒はシンコウノビー(ファンタジーS2着)。ブラッシングルーム系の活躍馬としては、サクラローレル、アブクマポーロ、マチカネフクキタル、フィールドルージュなどがいる。

 主な産駒

 特になし
 
 社台F1頭 白老F5頭 社台計6頭全体76頭 社台率7.9%

 母父SS6頭全体76頭 母父SS率7.9%

 (注意 ①の記事の表の生産頭数と食い違いがありますが、こちらはnetkeiba.comを参照しています。)

 白老Fが5頭も生産。なにか感じるものがあったのだろうか。基本的には日高の中小牧場が中心と思われる。

 ④に続く。

| | コメント (0)

09年新種牡馬の成功を予想する②

 ①からの続き。

 まずは、産駒数の多い馬から見ていきたい。

 ゼンノロブロイ

 主な勝鞍 天皇賞(秋)、ジャパンC、有馬記念
 繁用地 社台SS
 父サンデーサイレンス
 クロスになりやすい血 4代ミスタープロスペクター、ヘイルトゥリーズン
               5台バックパサー

 社台SS繁用のSS直仔ということで、一定程度以上の成功は約束されていると思う。また、ノーザンダンサーの血を持たないという父SSの血統的特長も引き継いだ。フジキセキ、アグネスタキオン、マンハッタンカフェ、ネオユニヴァースはいずれもノーザンダンサーの血を持たないSS系種牡馬である。血統の多様性を保つ上で、この利点は大きいと思う。

 主な産駒

 スエヒロジョウオーの2007 生産者小泉牧場 母は阪神3歳牝馬S(GⅠ)勝ち馬。
 ロングバージンの2007 生産者正和山本牧場 姉にキストゥヘヴン(父アドマイヤベガ)
 ファビラスラフインの2007 生産者社台F 母は秋華賞勝ち、ジャパンC2着

 社台F15頭 ノーザンF17頭 白老F6頭 追分F4頭 計42頭全体121 社台率34.7%

 (注意 文頭の生産頭数と食い違いがありますが、こちらはnetkeiba.comを参照しています。)

 アルカセット

 主な勝鞍ジャパンC、サンクルー大賞
 繁用地ダーレー・ジャパン
 父キングマンボ
 クロスになりやすい血 3代ミスタープロスペクター
               5代ノーザンダンサー

 ジャパンカップで、ハーツクライ以下を退け、ホーリックスのレコードを破る快勝。その能力と日本の馬場適性を示して種牡馬入り。日本での事業を展開し始めたダーレーの目玉種牡馬の一頭。日本でも人気の高いキングマンボ系の種牡馬だけに、馬産地で水準以上の人気を集めているのは間違いないだろう。ちなみに、キングマンボ直仔の種牡馬としては、エルコンドルパサー、キングカメハメハ、アメリカンボス、スターキングマンなど。現役馬ではファリダットがいる。

 主な産駒
 
 ジョープシケの2007 生産者ハッピーネモF 兄にジョーカプチーノ
 タケノベルベットの2007 生産者武岡牧場 母はエリザベス女王杯勝ち馬

 ノーザンF1頭 計1頭全体114頭 社台率0.9%
 ダーレー・ジャパンF7頭 ダーレー7頭全体114頭 ダーレー率6.1%
 社台系+ダーレー8頭全体114頭 社台系+ダーレー率7%

 母父SS7頭全体114頭 母父SS率%6.1%

 (注意 ①の記事の表の生産頭数と食い違いがありますが、こちらはnetkeiba.comを参照しています。)

 さすがに商売敵だけあって、社台系の牧場はほとんど付けていない。また、ダーレーの生産馬も7頭では十分なバックアップとはとても言い難い。日高の中小牧場が中心だが、いくつか名門牧場の生産馬も散見される。これらを総合すると、大成功とは言えないまでも、一定程度の成功はあり得るように思う。

 デュランダル

 主な勝鞍 スプリンターズS、マイルCS(2回)
 繁用地社台SS
 父サンデーサイレンス
 クロスになりやすい血 3台ノーザンテースト
               4代ヘイルトゥリーズン

 ゼンノロブロイと同じく社台SS繁用のSS直仔。SS直仔で古馬芝マイルGⅠを勝った馬で種牡馬入りするのは、ジェニュインについで2頭目、スプリントGⅠを勝った馬ではアドマイヤマックスと共に初である。これまでになかったSS系種牡馬として注目の存在。血統的には、前記ゼンノロブロイと比べて、ノーザンテースト、その父ノーザンダンサーを近い世代に持つ分、相手を選ぶ面があり、不利である。意外なことに、母父にノーザンテーストを持つSS直仔のGⅠ勝ち種牡馬は、アドマイヤマックスと共に当馬が初である。

 主な産駒

 トーセンガラシャ(母フェアリード)  生産者タニグチ牧場 姉にテイエムプリキュア(父パラダイスクリーク)
 ミスグローリーの2007 生産者諏訪牧場 姉にタムロチェリー(父セクレト)

 主な産駒として紹介した馬は、母がGⅠ馬か、兄姉にGⅠ馬がいる馬である。ゼンノロブロイとデュランダルはともに社台SSの新種牡馬であることを考えると少ないような気もする。特に社台系の牧場の生産馬がファビラスラフインの2007一頭であることを考えると、実はこの2頭、例年の社台SS新種牡馬ほどには期待されていないのかもしれない。

 社台F11頭 ノーザンF16頭 白老F3頭  追分Fなし計30頭全体95頭 社台率31.6%

 (注意 ①の記事の表の生産頭数と食い違いがありますが、こちらはnetkeiba.comを参照しています。)

 ③に続く。

| | コメント (0)

09年新種牡馬の成功を予想する①

 今年、初年度産駒がデビューする主な新種牡馬は以下の通り。

 ゼンノロブロイ (125)
 アルカセット (117)
 ロージズインメイ (115)
 タップダンスシチー (114)
 デュランダル (104)
 ストラヴィンスキー (96)
 バゴ(79) 
 アドマイヤマックス (54)
 マイネルセレクト (47)
 アドマイヤドン (46)
 ザッツザプレンティ (40)
 シックスセンス (33)
 サンライズペガサス (18)
 カルストンライトオ (14)
 ダイタクバートラム (12)
 ヒシミラクル (10)

 *カッコ内は生産頭数。データは、POG☆キング様(http://pog.detail-net.com/0085pog_2009-2010/)より拝借(一部省略)しました。

 まず、本題に入る前に、ひとつ言いたいことがある。それはヒシミラクルの生産頭数。仮にもGⅠを3勝、それも格の高いGⅠを3つ勝った名馬の初年度生産頭数がたったの10頭っていったいどういうことよ!?。これは、京成杯しか勝ったことのないボーンキング(45頭)よりもはるかに少ないのだ。

 もちろん、種牡馬ヒシミラクルの種牡馬としての苦戦はあるていど予測されていたことだ。どうしたって穴馬のイメージがあるし、上がり33秒台を連発して勝つような馬でもなく、SS系でもなく、社台SS繁用の種牡馬でもない。

 しかし、それにしたって10頭は少なすぎである。

 血統的にはサッカボーイの貴重な後継種牡馬であり、ノーザンダンサー以外に近親クロスになりやすい血をもたないなどの利点もある。是非、初年度産駒から活躍馬を出して、次代に血統が受け継がれることを期待したい。

 生産頭数の多い順に気になる種牡馬を見ていきたい。

と思ったのだが、前置きが長くなったので、続きは次回の記事にする。

 ②に続く。

| | コメント (0)

必勝!?POG攻略法(完)

 前回の続き。

 ラスト1頭を決めたいと思います。

 残る枠は、牡馬1頭、関東馬1頭、SS系、社台系の生産牧場(ノーザンファーム以外)1頭、新種牡馬1頭。

 今年産駒がデビューするSS系の新種牡馬で有力どころといったら、

 ゼンノロブロイ
 デュランダル

 の2頭でしょう。過去5年でトップ10に入った馬の父で新種牡馬だった馬は全て社台SS繁用でした。他にもSS系の種牡馬はいますが、現在も社台SSで繁用されている2頭の産駒から選んで問題ないと思います。
 
 候補は以下の通り。

 アサクサマリンバ 牡 2007 [東]戸田博文  ゼンノロブロイ  コールミースーン  リファーズウィッシュ  田原慶子  社台ファーム 
 カリバーン 牡 2007 [東]河野通文  デュランダル  リーチマイハーバー  ボストンハーバー  社台レースホース  社台ファーム

 05-06年シーズンでキストゥヘヴンを手がけた戸田師のアサクサマリンバを選びます。NZT3着のアサクサダンディもいて、馬主との相性も悪くないようです。セレクトセール2800万(netkeiba.com掲示板)とのこと。

 これで5頭が出揃いました。

 ヴェラブランカ 牝 2007 [西]池江泰郎  クロフネ  アドマイヤサンデー  サンデーサイレンス  キャロットファーム  ノーザンファーム
 アーデルハイト 牝 2007 [西]松田博資  アグネスタキオン  ビワハイジ  Caerleon  サンデーレーシング  ノーザンファーム
 ギャラクシー 牡 2007 [西]中竹和也  ネオユニヴァース  シルキーグルーヴ  トニービン  サンデーレーシング  オリエント牧場
 アースワーク 牡 2007 [西]松田国英  Songandaprayer  Great Design  Storm Cat  金子真人ホールディングス  Betty L. M...
 アサクサマリンバ 牡 2007 [東]戸田博文  ゼンノロブロイ  コールミースーン  リファーズウィッシュ  田原慶子  社台ファーム

 雑誌等で馬体写真を見た馬もいますが、選考にあたっては参考にしていません。なるべくバランスよく、理詰めで選んだつもりです。超人気馬、特定の種牡馬、調教師に偏らず、それでいて押さえるところは押さえた、なかなかのラインナップになったのではと自負しています(でも超人気馬2頭がどちらも牝馬になったことは、偏っているといえば偏っているよなあ)。このラインナップをこのブログでの公式POG指名馬とします。

 なお、今回の「必勝!?POG攻略法」シリーズで使ったデータは、全てnetkeiba.comより抽出したものです。

 必勝!?POG攻略法終わり。

| | コメント (0)

必勝!?POG攻略法④

 前回の続き

 過去5年リストで2回以上登場した厩舎では、松田博資厩舎からアーデルハイトを選びましたが、その他の厩舎、松田国英、角居勝彦、橋口弘二郎、昆貢各師の管理馬からも1頭選びたいと思います。

 候補は以下の通り。

 アースワーク 牡 2007 [西]松田国英  Songandaprayer  Great Design  Storm Cat  金子真人ホールディングス  Betty L. M...
 ハギノスピリッツ 牡 2007 [西]松田国英  ステイゴールド  ウィーアワーズ  ノーザンテースト  日隈良江  社台ファーム
 エンクリプション 牡 2007 [西]角居勝彦  フジキセキ  トリッキーコード  Lost Code  金子真人ホールディングス  追分ファーム
 ハリウッドスター 牡 2007 [西]角居勝彦  キングカメハメハ  Donna Star  ステートリードン  吉田照哉  社台ファーム
 ヴィクトワールピサ 牡 2007 [西]角居勝彦  ネオユニヴァース  ホワイトウォーターアフェア  Machiavellian  市川義美  社台ファーム
 フライングブイ 牡 2007 [西]橋口弘次  ブライアンズタイム  レディアップステージ  Alzao  金子真人ホールディングス  白老ファーム

 昆師の管理場はアグネスタキオン産駒の牝馬しか分かりませんでしたので、候補にあげませんでした。
 
 すでに枠を満たしてしまった、牝馬、ノーザンファーム、母父SSは省きます。
 
 過去5年でトップ10に入ったノーザンファーム以外の社台系牧場出身馬は以下の通り。

 リーチザクラウン 牡 [西]橋口弘次  スペシャルウィーク  クラウンピース  Seattle Slew  臼田浩義  社台ファーム
 レッドディザイア 牝 [西]松永幹夫  マンハッタンカフェ  グレイトサンライズ  Caerleon  東京ホースレーシング  社台ファーム
 ジェルミナル 牝 [西]藤原英昭  アグネスタキオン  オンブルリジェール  Double Bed  社台レースホース  社台ファーム
 キャプテントゥーレ 牡 [西]森秀行  アグネスタキオン  エアトゥーレ  トニービン  社台レースホース  社台ファーム
 レジネッタ 牝 [西]浅見秀一  フレンチデピュティ  アスペンリーフ  サンデーサイレンス  社台レースホース  追分ファーム
 タケミカヅチ 牡 [東]大江原哲  ゴールドアリュール  カズミハルコマ  マルゼンスキー  社台レースホース  社台ファーム
 アストンマーチャン 牝 [西]石坂正  アドマイヤコジーン  ラスリングカプス  Woodman  戸佐眞弓  社台ファーム 
 ダイワスカーレット 牝 [西]松田国英  アグネスタキオン  スカーレットブーケ  ノーザンテースト  大城敬三  社台ファーム
 ドリームパスポート 牡 [西]松田博資  フジキセキ  グレースランド  トニービン  セゾンレースホース  白老ファーム
 コイウタ 牝 [東]奥平雅士  フジキセキ  ヴァイオレットラブ  ドクターデヴィアス  前川企画  社台ファーム
 シックスセンス 牡 [西]長浜博之  サンデーサイレンス  デインスカヤ  デインヒル  社台レースホース  追分ファーム

 共通項は、SS系(11頭中9頭)、馬主社台レースホース(11頭中6頭)。

 あえて、社台系の馬は選ばないことにしました。関東馬のために社台系を残しておけることですし。

 というわけで4頭目は、アースワーク。

 ヴェラブランカ 牝 2007 [西]池江泰郎  クロフネ  アドマイヤサンデー  サンデーサイレンス  キャロットファーム  ノーザンファーム
 アーデルハイト 牝 2007 [西]松田博資  アグネスタキオン  ビワハイジ  Caerleon  サンデーレーシング  ノーザンファーム
 ギャラクシー 牡 2007 [西]中竹和也  ネオユニヴァース  シルキーグルーヴ  トニービン  サンデーレーシング  オリエント牧場
 アースワーク 牡 2007 [西]松田国英  Songandaprayer  Great Design  Storm Cat  金子真人ホールディングス  Betty L. M...

 これで残るは、牡馬1頭、関東馬1頭、SS系、社台系の生産牧場(ノーザンファーム以外)1頭、新種牡馬1頭になりました。

 次回に続く。

| | コメント (0)

必勝!?POG攻略法③

 前回の続き。

 ノーザンファームの馬を2頭選んでしまったので、次は、牡馬、関西、SS系、非社台系生産牧場、非新種牡馬のくくりで探して見たいと思います。

 SS系は、過去5年でトップ10に入った馬の父の種牡馬の内、すでに選んだアグネスタキオンを除いた、スペシャルウィーク、ネオユニヴァース、マンハッタンカフェ、ゴールドアリュール、ステイゴールドを父に持つ馬を候補にしました。

 候補は36頭いたのですが、全部乗せると大変なので、過去5年のリストに載っている調教師の管理馬から選ぶことにしました。

 サヴァラン 牡 2007 [西]音無秀孝  スペシャルウィーク  タイキシフォン  Red Ransom  キャロットファーム  パカパカファーム
 ギャラクシー 牡 2007 [西]中竹和也  ネオユニヴァース  シルキーグルーヴ  トニービン  サンデーレーシング  オリエント牧場
 ウインベルカント 牡 2007 [西]佐々木晶  ネオユニヴァース  シルバーアクト  スラヴィック  ウイン  原口牧場
 スズカコネクション 牡 2007 [西]橋田満  ネオユニヴァース  ブリイジースズカ  Danzig  永井啓弍  稲原牧場
 シーキングカフェ 牡 2007 [西]池江泰郎  マンハッタンカフェ  シーキングロイヤル  Seeking the Gold  ロイヤルファーム  松浦牧場
 ヒットジャポット 牡 2007 [西]領家政蔵  フジキセキ  タイキトゥインクル  リアルシャダイ  西森鶴  カナイシスタッド
 ジャカダンディ 牡 2007 [西]領家政蔵  ゴールドアリュール  キッズフェイヴァー  エンドスウィープ  西森鶴  梅田牧場
 ユキノサイレンス 牡 2007 [西]領家政蔵  ステイゴールド  ユキノスイトピー  ラストタイクーン  遠藤宗義  浜本牧場

 過去5年リストに社台系の生産牧場でしか載っていない厩舎の馬を削ります。

 ギャラクシー 牡 2007 [西]中竹和也  ネオユニヴァース  シルキーグルーヴ  トニービン  サンデーレーシング  オリエント牧場
 ヒットジャポット 牡 2007 [西]領家政蔵  フジキセキ  タイキトゥインクル  リアルシャダイ  西森鶴  カナイシスタッド
 ジャカダンディ 牡 2007 [西]領家政蔵  ゴールドアリュール  キッズフェイヴァー  エンドスウィープ  西森鶴  梅田牧場
 ユキノサイレンス 牡 2007 [西]領家政蔵  ステイゴールド  ユキノスイトピー  ラストタイクーン  遠藤宗義  浜本牧場

 母父トニービンのギャラクシーを選ぶことにします。セレクトセール2700万だそうです(netkeiba.com掲示板)。

 これで選んだ馬は3頭になりました。

 ヴェラブランカ 牝 2007 [西]池江泰郎  クロフネ  アドマイヤサンデー  サンデーサイレンス  キャロットファーム  ノーザンファーム
 アーデルハイト 牝 2007 [西]松田博資  アグネスタキオン  ビワハイジ  Caerleon  サンデーレーシング  ノーザンファーム
 ギャラクシー 牡 2007 [西]中竹和也  ネオユニヴァース  シルキーグルーヴ  トニービン  サンデーレーシング  オリエント牧場
 
 残る枠は、牡馬2頭、関西馬1頭、関東馬1頭、SS系1頭、その他の系統1頭、社台系の生産牧場の馬1頭(ノーザンファーム以外)、新種牡馬の産駒1頭になりました。

 次回に続く。

| | コメント (0)

必勝!?POG攻略法②

 前の記事の続きです。

 唯一、決まったヴェラブランカは牝馬、関西、池江泰郎厩舎、父クロフネ、母アドマイヤサンデー、母父サンデーサイレンス、馬主キャロットファーム、生産牧場ノーザンファーム。

 これで残りの馬は、牡馬3頭、牝馬1頭、関西馬3頭、関東馬1頭、松田博資厩舎1頭、SS系3頭、その他の系統1頭、社台系の生産牧場の馬2頭、内ノーザンファームの馬1頭、新種牡馬の産駒1頭。

 最も範囲が狭いのは松田博資厩舎の馬、でしょうから、これから先に決めたいと思います。もちろんアーデルハイトも候補の1頭。

 松田博資厩舎の馬でトップ10になった馬を並べてみます。

 ブエナビスタ 牝 [西]松田博資  スペシャルウィーク  ビワハイジ  Caerleon  サンデーレーシング  ノーザンファーム
 アドマイヤオーラ 牡  [西]松田博資  アグネスタキオン  ビワハイジ  Caerleon  近藤利一  ノーザンファーム 
 アドマイヤムーン 牡 [西]松田博資  エンドスウィープ  マイケイティーズ  サンデーサイレンス  近藤利一  ノーザンファーム 
 ドリームパスポート 牡 [西]松田博資  フジキセキ  グレースランド  トニービン  セゾンレースホース  白老ファーム
 アドマイヤキッス 牝 [西]松田博資  サンデーサイレンス  キッスパシオン  ジェイドロバリー  近藤利一   ノーザンファーム
 アドマイヤジャパン 牡 [西]松田博資  サンデーサイレンス  ビワハイジ  Caerleon  近藤利一  早田牧場新冠支場

 共通項は、SS系(6頭中5頭)その他の1頭も母父SS。母ビワハイジ(6頭中3頭)。馬主サンデーレーシング(6頭中2頭)。馬主近藤利一氏(6頭中4頭)。社台系(6頭中6頭早田牧場新冠支場含む)。生産者ノーザンファーム(6頭中5頭早田牧場新冠支場含む)。

 最優先はSS系(母父含む)と社台系。以上から絞り込むと、

 アーデルハイト 牝 [西]松田博資  アグネスタキオン  ビワハイジ  Caerleon  サンデーレーシング  ノーザンファーム
 アドマイヤカグラ 牝 [西]松田博資  スペシャルウィーク  シーズライクリオ  Boundary  近藤利一  白老ファーム
 アドマイヤコウテイ 牡 [西]松田博資  フジキセキ  アドマイヤテレサ  エリシオ  近藤利一  ノーザンファーム
 アドマイヤフェスタ 牡 [西]松田博資  アグネスタキオン  ブルーアヴェニュー  Classic Go Go  近藤利一  ノーザンファーム  
 アドマイヤプリンス 牡 [西]松田博資  アグネスタキオン  プロモーション  ヘクタープロテクター  近藤利一  ノーザンファーム
 アドマイヤテンクウ 牡 [西]松田博資  キングカメハメハ  エルダンジュ  サンデーサイレンス  近藤利一  ノーザンファーム 
 アドマイヤガッツ 牡 [西]松田博資  クロフネ  マイケイティーズ  サンデーサイレンス  近藤利一  ノーザンファーム 

 どれも良血ばかりで、決め手がないので、思い切って母ビワハイジのアーデルハイトに決めます。仕上がりの不安は付きまといますが・・・。

 これで残りの馬は、牡馬3頭、関西馬2頭、関東馬1頭、SS系2頭、その他の系統1頭、社台系の生産牧場の馬1頭(ノーザンファーム以外)、新種牡馬の産駒1頭。

 次回に続きます。

| | コメント (0)

必勝!?POG攻略法

 過去5年POG期間賞金上位ランキング

 08-09年
 ブエナビスタ 牝 [西]松田博資  スペシャルウィーク  ビワハイジ  Caerleon  サンデーレーシング  ノーザンファーム
 ロジユニヴァース 牡 [東]萩原清  ネオユニヴァース  アコースティクス  Cape Cross  久米田正明  ノーザンファーム
 アンライバルド 牡 [西]友道康夫  ネオユニヴァース  バレークイーン  Sadler's Wells  サンデーレーシング  ノーザンファーム
 ジョーカプチーノ 牡 [西]中竹和也  マンハッタンカフェ  ジョープシケ  フサイチコンコルド  上田けい子  ハッピーネモファーム
 ディアジーナ 牝 [東]田村康仁  メジロマックイーン  アイネスターキン  ビショップボブ  ディアレスト  南部功
 リーチザクラウン 牡 [西]橋口弘次  スペシャルウィーク  クラウンピース  Seattle Slew  臼田浩義  社台ファーム
 セイウンワンダー 牡 [西]領家政蔵  グラスワンダー  セイウンクノイチ  サンデーサイレンス  大谷高雄  筒井征文
 レッドディザイア 牝 [西]松永幹夫  マンハッタンカフェ  グレイトサンライズ  Caerleon  東京ホースレーシング  社台ファーム
 ジェルミナル 牝 [西]藤原英昭  アグネスタキオン  オンブルリジェール  Double Bed  社台レースホース  社台ファーム
 ベストメンバー 牡 [西]宮本博  マンハッタンカフェ  グレートキャティ  サクラユタカオー  前田晋二  ノースヒルズマネジメント

 07-08年
 ディープスカイ 牡  [西]昆貢  アグネスタキオン  アビ  Chief's Crown  深見敏男  笠松牧場
 トールポピー 牝 [西]角居勝彦  ジャングルポケット  アドマイヤサンデー  サンデーサイレンス  キャロットファーム  ノーザンファーム
 キャプテントゥーレ 牡 [西]森秀行  アグネスタキオン  エアトゥーレ  トニービン  社台レースホース  社台ファーム
 マイネルチャールズ 牡 [東]稲葉隆一  ブライアンズタイム  マイネプリテンダー  Zabeel  サラブレッドクラブ・ラフィアン  ビッグレッドファーム
 スマイルジャック 牡 [東]小桧山悟  タニノギムレット  シーセモア  サンデーサイレンス  齊藤四方司  上水牧場
 レジネッタ 牝 [西]浅見秀一  フレンチデピュティ  アスペンリーフ  サンデーサイレンス  社台レースホース  追分ファーム
 エフティマイア 牝 [東]鹿戸雄一  フジキセキ  カツラドライバー  ニホンピロウイナー  吉野英子  ノーザンファーム
 ブラックシェル 牡 [西]松田国英  クロフネ  オイスターチケット  ウイニングチケット  金子真人ホールディングス  ノーザンファーム 
 タケミカヅチ 牡 [東]大江原哲  ゴールドアリュール  カズミハルコマ  マルゼンスキー  社台レースホース  社台ファーム
  マイネレーツェル 牝 [西]五十嵐忠  ステイゴールド  ケイアイベール  サクラユタカオー  サラブレッドクラブ・ラフィアン  佐々木牧場
   
 06-07年
 ウオッカ 牝  [西]角居勝彦  タニノギムレット  タニノシスター  ルション  谷水雄三  カントリー牧場
 アドマイヤオーラ 牡  [西]松田博資  アグネスタキオン  ビワハイジ  Caerleon  近藤利一  ノーザンファーム 
 ローブデコルテ 牝 [西]松元茂樹  Cozzene  Color of Gold  Seeking the Gold  前田幸治  Mr. & Mrs.... 
 アストンマーチャン 牝 [西]石坂正  アドマイヤコジーン  ラスリングカプス  Woodman  戸佐眞弓  社台ファーム 
 ピンクカメオ 牝 [東]国枝栄  フレンチデピュティ  シルバーレーン  Silver Hawk  金子真人ホールディングス  パカパカファーム
 ダイワスカーレット 牝 [西]松田国英  アグネスタキオン  スカーレットブーケ  ノーザンテースト  大城敬三  社台ファーム
 フサイチホウオー 牡 [西]松田国英  ジャングルポケット  アドマイヤサンデー  サンデーサイレンス  関口房朗  ノーザンファーム 
 ヴィクトリー 牡  [西]音無秀孝  ブライアンズタイム  グレースアドマイヤ  トニービン  近藤英子  ノーザンファーム
  ナムラマース 牡 [西]福島信晴  チーフベアハート  ビストロドゥパリ  フレンチグローリー  奈村信重  八田ファーム
 ローレルゲレイロ 牡 [西]昆貢  キングヘイロー  ビッグテンビー  テンビー  ローレルレーシング  村田牧場
    
 05-06年
 メイショウサムソン 牡 [西]瀬戸口勉  オペラハウス  マイヴィヴィアン  ダンシングブレーヴ  松本好雄  林孝輝
 アドマイヤメイン 牡 [西]橋田満  サンデーサイレンス  プロモーション  ヘクタープロテクター  近藤利一  ノーザンファーム
 アドマイヤムーン 牡 [西]松田博資  エンドスウィープ  マイケイティーズ  サンデーサイレンス  近藤利一  ノーザンファーム 
 ロジック 牡 [西]橋口弘次  アグネスタキオン  エイプリルドラマ  サクラユタカオー  前田幸治  武田修一
 フサイチリシャール 牡 [西]松田国英  クロフネ  フサイチエアデール  サンデーサイレンス  関口房朗  ノーザンファーム
 ドリームパスポート 牡 [西]松田博資  フジキセキ  グレースランド  トニービン  セゾンレースホース  白老ファーム
 キストゥヘヴン 牝 [東]戸田博文  アドマイヤベガ  ロングバージン  ノーザンテースト  吉田和子  正和山本牧場
 カワカミプリンセス 牝 [西]西浦勝一  キングヘイロー  タカノセクレタリー  Seattle Slew  三石川上牧場  三石川上牧場
 コイウタ 牝 [東]奥平雅士  フジキセキ  ヴァイオレットラブ  ドクターデヴィアス  前川企画  社台ファーム
  アドマイヤキッス 牝 [西]松田博資  サンデーサイレンス  キッスパシオン  ジェイドロバリー  近藤利一   ノーザンファーム
 
 04-05年
 ディープインパクト 牡 [西]池江泰郎  サンデーサイレンス  ウインドインハーヘア  Alzao  金子真人ホールディングス  ノーザンファーム
 ラインクラフト 牝  [西]瀬戸口勉  エンドスウィープ  マストビーラヴド  サンデーサイレンス  大澤繁昌  ノーザンファーム
 シーザリオ 牝 [西]角居勝彦  スペシャルウィーク  キロフプリミエール  Sadler's Wells  キャロットファーム  ノーザンファーム
 マイネルレコルト 牡 [東]堀井雅広  チーフベアハート  ミヤギミノル  タイテエム  サラブレッドクラブ・ラフィアン  田上稔
 インティライミ 牡 [西]佐々木晶  スペシャルウィーク  アンデスレディー  ノーザンテースト  サンデーレーシング  ノーザンファーム
 ペールギュント 牡 [西]橋口弘次  サンデーサイレンス  ツィンクルブライド  Lyphard  サンデーレーシング  ノーザンファーム
 シックスセンス 牡 [西]長浜博之  サンデーサイレンス  デインスカヤ  デインヒル  社台レースホース  追分ファーム
  ストーミーカフェ 牡 [東]小島太  アドマイヤベガ  グリーティングス  Rainbow Quest  西川恭子  ノーザンファーム
 アドマイヤジャパン 牡 [西]松田博資  サンデーサイレンス  ビワハイジ  Caerleon  近藤利一  早田牧場新冠支場
 ディアデラノビア 牝 [西]角居勝彦  サンデーサイレンス  ポトリザリス  Potrillazo  キャロットファーム  ノーザンファーム
 
過去5年の賞金ランキングです。08-09年は獲得賞金ランキング。netkeiba.comデータベースで検索、抽出し、作成しました。04-05年から07-08年は本賞金ランキング。POG広場様(http://poghiroba.com/mtcompo/mt-search.cgi?tag=%96%7B%8F%DC%8B%E0%83%89%83%93%83L%83%93%83O&blog_id=1)のサイトから、データそのものはnetkeiba.comデータベースから抽出し作成しました。 以下、表から分かることを列記します。

 1.牡馬30頭に対して牝馬20頭。牡馬の方がやや優勢。牝馬は限定重賞に偏って出走することを考えると、これは仕方のない数字だと思います。しかし、2歳戦初期の重賞やNHKマイルCなどでは、牝馬が好走するシーンが多く見られ、ウオッカに至ってはダービーを制するなど、近年の牝馬の活躍には目を見張るものがあります。牝馬軽視は禁物といえるでしょう。POGリストの作成にあたっては牡馬3牝馬2の比率が目安になります。

 2.関西馬39頭に対し関東馬11頭。何を今更と言われるかもしれませんが、明白に関西馬優勢です。POGリストを作成するにあたっては、関西馬を多く入れた方が良いでしょう。もちろん、ロジユニヴァースのように活躍する関東馬も出ますが、06-07年のように上位10頭に関東馬が1頭しかいないような年もあったので、少なくとも、全て関東馬を指名するといった作戦は無謀です。過去五年の比率からいえば、関西4関東1くらいの比率が妥当でしょうか。

 3.複数回名前が登場する調教師は、 松田博資師6、松田国英師4、角居勝彦師4、橋口弘次郎師3、昆貢師2、瀬戸口勉師(引退)2。特に松田博資師は07-08年を除く全ての年でトップ10入りする馬を出すなど、素晴らしい成績を残しています。唯一、トップ10入りする馬がいなかった07-08年シーズンにしても、阪神JF2着のレーヴダムールがいて、残念ながら急逝してしまいましたが、無事ならトップ10入りするほどの活躍をしてもおかしくない馬でした。ほぼ毎年1頭以上活躍馬を出すことが期待でき、良血、評判馬は枚挙にいとまがない厩舎ですが、そのなかからなんとか活躍馬を指名したいものです。毎年必ず1頭は指名しておきたい厩舎です。

 4.50頭中29頭がサンデーサイレンス(以下SS)系。SS自身を含むSS系が全体の5分の3近くを占めます。SS系種牡馬の多さがあるにせよ、この数字は驚異です。少なくとも、SS系種牡馬が1頭もいないリストでPOGに勝とうとするのは無謀といえるでしょう。POGリストの5分の3はSS系を指名したいところです。

 5.複数回登場する母馬は、ビワハイジ3、アドマイヤサンデー2。ビワハイジの産駒は、04-05年アドマイヤジャパン、06-07年アドマイヤオーラ、08-09年ブエナビスタ。05-06年は産駒がなく、07-08年はPOGでも人気を集めたアドマイヤテンカが夭折する不運。ここ5年では無事デビューできた馬は全てトップ10入りという驚異の高確率です。アドマイヤサンデーは、06-07年フサイチホウオー、07-08年トールポピー。ランク外ですが、04-05年シーズンのアドマイヤメガミはチューリップ賞2着、08-09年のナサニエルは地方デビューした後、交流GⅠ全日本2歳優駿で2着するなど馬自体のデキは良かったようです。ここ5年では、明らかに走らなかったのは05-06年のヴァリアントホーク(父グラスワンダー)だけ。これも驚異の高確率といって良いでしょう。09-10年シーズンは、ビワハイジが父アグネスタキオンのアーデルハイト、アドマイヤサンデーが父クロフネのヴェラブランカ。どちらも既に評判馬です。ただ、アーデルハイトは、骨折、手術の情報があるので、仕上がりには課題があります。

 6.複数回登場する母父は、サンデーサイレンス8、カーリアン4、サクラユタカオー3、トニービン3、ノーザンテースト3、サドラーズウェルズ2、シアトルスルー2です。カーリアンは4回の内3回は母ビワハイジのもの。SS8回の内2回は母アドマイヤサンデーのものです。意外なところでは、サクラユタカオーが頑張っています。母父SSは5年全てでトップ10入り。5頭指名なら1頭、10頭以上指名の場合は2~3頭は母父SSを指名したいところです。

 7.複数回登場する馬主は、社台レースホース6、近藤利一氏5、サンデーレーシング4、キャロットファーム3、サラブレッドクラブ・ラフィアン3、 金子真人ホールディングス3、前田幸治氏2、関口房朗氏2。いずれも有力な馬主ですが、馬主でくくるよりも、牧場でくくった方が良いような気もします。

 8.複数回登場する生産牧場は、 ノーザンファーム19、社台ファーム8、追分ファーム2。全てが社台系の生産牧場。特に、ノーザンファームは、毎年2頭以上トップ10入りを果たすなど驚異的ともいえる数字を残しています。1回登場の白老ファーム、04-05年のアドマイヤジャパンなど事実上社台系だった馬なども数えると、社台系の馬は全部で31頭。5分の3は社台系です。POGリストを作成する際には、5頭指名なら3頭は社台計を入れ、そのうち2頭以上はノーザンファーム生産馬を指名したいところです。

 9.新種牡馬。04-05年はアドマイヤベガ産駒のストーミーカフェがランクイン、05-06年はアグネスタキオン産駒のロジック、クロフネ産駒のフサイチリシャールがランクイン、06-07年はタニノギムレット産駒のウオッカ、アドマイヤコジーン産駒のアストンマーチャン、ジャングルポケット産駒のフサイチホウオーがランクイン、08-09年はネオユニヴァース産駒のロジユニヴァース、アンライバルドがランクイン。この5年間は毎年必ずトップ10に入り、50頭中8頭を占めています。指名馬5頭なら1頭、指名馬10頭以上は2、3頭は新種牡馬を入れるべきでしょう。

 以上をもとに指名馬5頭を組み立てて見たいと思います。

 1.牡馬3頭、牝馬2頭を選ぶ。
 2.関西馬4頭、関東馬1頭を選ぶ。
 3.松田博資厩舎の馬を1頭選ぶ。
 4と6.3頭をSS系、1頭を母父SS、1頭をその他の系統を選ぶ。
 5.母アドマイヤサンデーのヴェラブランカを選ぶ。母ビワハイジのアーデルハイトは保留。
 8.3頭を社台系生産牧場、内2頭をノーザンファームから選ぶ。
 9.新種牡馬を1頭選ぶ。

 これが500本目の記事になりました。具体的にどの馬を選ぶのかは、また、次回の記事で。

| | コメント (0)

今週の注目新馬⑩

 8月30日(土)札幌4R芝1500mメイクデビュー札幌

 ザバトルクラシック(父シンボリクリスエス母プレザントイン)

 好馬体。

 サトノミラクル(父ダンスインザダーク母スタンドオンエンド)

 馬体のバランスはいいが、軽快な印象はない。

 新潟3R芝1400mメイクデビュー新潟

 アイティアビー(父フジキセキ母トウキュウアビー)

 京成杯3着アイティトップ(父マヤノトップガン)の半妹。馬体のバランスよし。

 8月31日(日)札幌4R芝1800mメイクデビュー札幌

 イネオレオ(父ダンスインザダーク母リトルハーモニー)

 クイーンCを勝ったリトルアマポーラ(父アグネスタキオン)の半弟。馬体のバランスがいい。

 マイネルアリオン(父アグネスデジタル母リンクシェーマ)

 稲葉厩舎と松岡正海騎手の組み合わせはマイネルチャールズ(皐月賞3着)と同じ。サラブレ6月号に載っているマイネルの馬の中では最も良く見えた馬。マイネルチャールズ以上との噂だが、ブライアンズタイム産駒のチャールズに対し、アリオンはアグネスデジタルで、タイプは違うだろう。チャールズは昨年のサラブレに載っていたが、それほど感じるものはなかった。

| | コメント (0)

今週の注目新馬⑨

 8月23日(土)札幌3Rダート1700mメイクデビュー札幌

 ワールドカルティエ(父ウォーエンブレム母イサドラ)

 POG評判馬。全兄に現1勝のヴィジレ。伯父にブラックタキシード(セントライト記念、父サンデーサイレンス)。馬体のバランスは良い。叔母のタイキティファニー(現1勝、父サクラバクシンオー)も昨年のサラブレ6月号に乗っていたのだが、前脚のつくりなどはそっくりだ。評判も馬体も上々だが、全兄は活躍しているとは言いがたいのが気になるところ。大外枠も微妙な感じ。もまれないのでいいという見方もできるが。

 札幌4R芝1200mメイクデビュー札幌

 キリエ(父ブライアンズタイム母チャペルコンサート)

 母チャペルコンサートはオークス2着馬。良血馬だが、そんなことより、池江泰郎厩舎に藤田伸二騎手。この組み合わせはかなり珍しいはずだ。

 8月24日(日)札幌4R芝1800mメイクデビュー札幌

 フリソ(父ゴールドアリュール母ナカミファンタジア)

 非常に見栄えのする好馬体。何度も書くが、ゴールドアリュール産駒は見栄えのする馬が多い。

 他にもこのレースには、POG本に載っているような注目馬が多数出走する。ここを勝った馬は期待できそう。

 小倉5R芝1800mメイクデビュー小倉

 ドンドドーン(父シルバーチャーム母ヒダカビギン)

 いくらなんでもこの名はないだろう。生産者、馬主はともに辻牧場で、生産者としては、アドマイヤの冠名で有名な近藤利一氏に、アドマイヤフジなど、数多くの活躍馬を提供している。母父バンブービギンは89年の菊花賞馬。

 ワシャモノタリン(父エアエミネム母ジョウネツノアラシ)

 わしゃものたりん、何が?最近の所有馬の成績についてだろうか?馬主は珍馬名でお馴染みの小田切有一氏(主な所有馬オレハマッテルゼ、高松宮記念)。母ジョウネツノアラシもデビュー時は小田切氏の所有馬だった。貴重なエアエミネム産駒で、小田切氏のウップンを晴らすような活躍を期待したい。

| | コメント (0)

今週の注目新馬⑧

 8月16日(土)札幌4R芝1500mメイクデビュー札幌

 マイネルロワイヤル(父マイネルラヴ母シビルスイート)

 NZTを勝ったマイネルハーティーの全弟。さすがに活躍馬の全弟だけにポテンシャルの高そうな好馬体をしている。

 小倉4R芝1200mメイクデビュー小倉

 グリーンイレブン(父コマンダーインチーフ母ブンダームジーク)

 コマンダーインチーフ産駒らしいゴツゴツした体型。ダート向きか?

 ダガジグダガジグ(父タイキシャトル母ポエティクシーズン)

 名前に使われている全ての文字に濁点がつく馬。珍名馬。

 リーチコンセンサス(父フレンチデュピティ母インディスユニゾン)

 母の全姉にフサイチエアデール(桜花賞2着、エリザベス女王杯2着、4歳牝馬特別など重賞4勝)、母の半弟にベラージオ(トパーズS)。

 8月17日(日)札幌3R芝1200mメイクデビュー札幌

 ドレッシー(父アグネスデジタル母ユウサンポリッシュ)

 スーパーホーネット(父ロドリゴテトリアーノ、マイルCS2着、朝日杯FS2着、京王杯SC、スワンS)の半妹。

 マチカネセキガハラ(父フジキセキ母マチカネチコウヨレ)

 母がチコウヨレ(近こう寄れ)で仔がセキガハラ(関が原)。時代劇つながり。

 札幌4R芝1800mメイクデビュー札幌

 フィーリングトーン(父ワイルドラッシュ母グレースランド)

 半兄にドリームパスポート(父フジキセキ、JC2着、菊花賞2着、神戸新聞杯、きさらぎ賞)。
 
 新潟6R芝1800mメイクデビュー新潟

 カワキタトップ(父ナリタトップロード母マイネビアンコ)

 母父シャルード(菊花賞などGⅠ3勝のビワハヤヒデの父)とは珍しい。

 プレンザントブリーズ(父マンハッタンカフェ母スターズインハーアイズ)

 叔父に三冠馬ディープインパクト。父マンハッタンカフェはディープの父サンデーサイレンス産駒なので、ディープに含まれる血は全て持っていることになる。同じくディープの甥で、スペシャルウィーク(父サンデー)産駒のガンズオブナバロンは強烈な内容で未勝利勝ち。この馬にも期待が集まる。

 ラルーチェ(父フレンチデュピティ母アドマイヤサラヴィ)

 伝説の高馬カーム(現種牡馬)を生み出したフランクアーギュメントの孫。分かる人にしか分かるまい。

| | コメント (0)

今週の注目新馬⑦

 8月10日(日)芝1200mメイクデビュー新潟

 ザグ(父ニューイングランド母オースミブラッシー)

 母父は3冠馬ナリタブライアン。なんとか活躍して欲しい。

 ノアブレイク(父コマンダーインチーフ母クラシカルダンサー)

 同上。ナリタブライアンの血を引く馬が、同じレースに2頭も出走するのは珍しいと思う。

 ブルーグロウ(父マーベラスサンデー母ミヨノブライト)

 母父はミホシンザン。名馬シンザンの血を引く馬もだいぶ少なくなってきているだろう。

 新潟6R芝1600mメイクデビュー新潟

 トーセンオーパス(父フサイチコンコルド母ホールオブフェーム)

 GⅡを6勝、GⅢを1勝したバランスオブゲームの全弟。04年、05年の産駒も全兄弟だがこれといった活躍はしていない。この馬はさて?

 ブラストエルザ(父キングカメハメハ母ローズオブダイヤ)

 注目のキンカメ×サンデー。母系はアンバーシャダイ(天皇賞(春)、有馬記念)と同じ一族。

 プラチナチャリス(父Rock of Gibraltar母シルバーチャリス)

 伯父にブラックホーク、叔母にピンクカメオ。サラブレ6月号の写真では、バランスのとれた好馬体。サラブレ6月号に掲載された馬の中では最高レベルに良く見えた馬の一頭。

 マイネルウェイヴ(父マイネルラヴ母エンドレスサマー)

 マイネル、稲葉厩舎、松岡正海騎手はマイネルチャールズと同じ。

| | コメント (0)

今週の注目新馬⑥

 
 8月2日(土)小倉4R芝1200mメイクデビュー小倉

 カヴァリエ(父サクラバクシンオー母アランセラ)

 ラジオNIKKEI杯2歳S勝ち馬サブジェクト(父フジキセキ)の半弟。評判馬なのだろうが、サラブレ6月号の写真の馬体は、特に良くは見えない。騎手と厩舎からいって1番人気はこれだろう。

 新潟6R芝1400mメイクデビュー新潟

 レインボーティアラ(父トウカイテイオー母チェリーラブ)

 06年京王杯2歳S勝ち馬マイネルレーニア(父グラスワンダー)の半妹。サラブレ6月号の写真で見ると、馬体のバランスがよい。スピードタイプに見えます。 

 8月3日(日)小倉4R芝1800mメイクデビュー小倉

 ナリタテイオー(父ダンスインザダーク母ロングディライト)

 馬体のバランスは良く見えますが、首の角度から見て短距離向きのような気も。ナリタ+テイオーで馬名はGⅠ級。

 函館4R芝1800mメイクデビュー函館

 ヴァンエボン(父ゴールドアリュール母タークスタンド)

 ゴールドアリュールの産駒は見栄えのする馬体を持った馬が多いですが、この馬も例外ではありません。馬体のバランスと筋肉の付き方に良さのある馬です。

 ディバインフレイム(父アグネスタキオン母ブゼンキャンドル)

 母は秋華賞を人気薄で勝ったブゼンキャンドル。父がアグネスタキオンなので注目されているのだろうが、父サンデーの姉も父アドマイヤベガの兄もそれほど活躍しているとは言いがたく、過度の期待は禁物か。

 ピサノシンボル(父シンボリクリスエス母シャイニンレーサー)

 OPで活躍したシャイニンルビー(父サンデーサイレンス)の弟。叔父にフジキセキという良血馬。藤沢和雄厩舎なので人気になるでしょう。

 新潟6R芝1800mメイクデビュー新潟

 キングロマネスク(父Maria's Mon母プリモディーネ)

 母は桜花賞馬プリモディーネ。母の産駒は全て外国産馬。

 ジャストルーラー(父キングカメハメハ母フウレイカ)

 母はフサイチジャンク(父サンデーサイレンス、皐月賞3着)の全姉、タイガーカフェ(父サンデーサイレンス、皐月賞2着)の全妹。

| | コメント (0)

今週の注目新馬⑤

 7月26日新潟6R芝1000mメイクデビュー新潟
 
 コスモパイレット(父Smarty Jones母Confidently)

 評判馬。馬体のバランスよし。早熟、短距離向きで確実性は高そう。ただ将来性はどうか。

 小倉4R芝1200mメイクデビュー小倉

 アンプレヴー(父トワイニング母マイワイルドフラワー)

 兄ジョイフルハート(父サクラバクシンオー)、姉ブルーメンブラッド(父アドマイヤベガ)という良血。

 7月27日函館4R芝1200mメイクデビュー函館

 セイウンウィスパー(父マイネルラヴ母メローサンデー)

 叔父にディヴァインライト。バランスがよくて、見栄えのする馬だが、華奢な感じがする。

 新潟5R芝1400mメイクデビュー新潟

 セイカドルチェ(父ヤマニンセラフィム母セイカシミズダニ)

 父ヤマニンセラフィム、母父レジェンドテイオー。渋い、渋すぎる。母セイカシミズダニは聞いたような名前だと思ったら中央の重賞を3度使っていた。いずれも惨敗、
聞き憶えのある名前だったので、もう少し強い馬かと思ったが、そうでもなかった。

 新潟6R芝1600mメイクデビュー新潟

 新潟2歳Sと同じ条件なので、期待馬が集まった印象。ここを勝つ意義は大きいかも。

 セイウンリファイン(父Foresty母Goldendale)

サラブレ6月号に載っている西山牧場の生産馬の中では最も良く見えた。馬体のバランス、筋肉の付き方ともに良い。

 セイカマエストーソ(父フサイチソニック母サンデーズシス)

 母はサンデーサイレンスの全妹。兄弟は地方に移籍している馬が多く、さすがに兄ほどの遺伝力はないようだ。

 ミッキーペトラ(父シンボリクリスエス母ペトラ)

 準OPで活躍中のカイシュタイキオン(父アグネスタキオン)の弟。祖母はディープインパクトの母ウインドインハーヘアの姉。サラブレ6月号の馬体写真の段階では、バランスは良いものの、未完成といった印象。ここに来てどう変わってきたか、某サイトの掲示板によると超抜時計を計時したとのこと(未確認)。

 メイジロシャレード(父マンハッタンカフェ母メジロドーベル)

 言わずと知れた良血馬。母の産駒はこれまで全てが牝馬で、デビューできたのは3番仔のメジロアレグレット(父アグネスタキオン、6戦0勝2着3回3着2回)のみ。POGで獲るの危険な気もするが、逆に言えば底を見せていない魅力の血統とも言えるかも。良血の割りに人気もしないだろう。ただ、あまり体質の強い血統とは言えまい。

 小倉5R芝1200mメイクデビュー小倉

 アグネスジェード(父アグネスタキオン母アグネスベローナ)

 母はサンダーガルチ、バトルラインの妹。

| | コメント (0)

今週の注目新馬④

 7月19日(土)新潟6R芝1400mメイクデビュー新潟

 マイネルプライゼン(父イーグルカフェ母ミナミノブレーヴ)

 父は注目の新種牡馬イーグルカフェ。サラブレ6月号の馬体写真では、バランスの取れた好馬体。頭が高そうなので短距離向き。

 小倉5R芝1000mメイクデビュー小倉

 ユメヲカナエル(父タイキファイアー母ミナミノエレガンス)

 父タイキファイアーという非常に渋い血統。なぜ種牡馬入りできたのか疑問でしたが、血統を調べて納得、タイキシャトルの半弟で父はMisuwaki、なるほどねー。この渋い血統の馬に鞍上は武豊騎手。一部で評判になっている馬で、よほど馬自身の能力が高くなければ、この血統に武豊騎手は乗らないでしょう。

 7月20日(日)函館4R芝1200mメイクデビュー函館

 クイックハンター(父サクラバクシンオー母クイックリプライ)

 サラブレ6月号で見る限り、バクシンオー産駒にしては極上レベルの好馬体。馬体のバランス、筋肉の付き方ともに理想的です。

 ハッピーネーション(父アグネスデジタル母エイシンアイノウタ)

 マイネルシーガル(父ゼンノエルシド)の半妹。サラブレ6月号に写真はありますが、きゃしゃな感じであまり好みではありません。

 新潟6R芝1800mメイクデビュー新潟

 ガンズオブナヴァロン(父スペシャルウィーク母ヴェイルオブアヴァロン)

 ディープインパクトの甥。父がサンデー産駒のスペシャルウィークなのでディープとは半分は同じ血で、当然のことながらディープに含まれる血は全て入っています。藤沢和雄厩舎で、血統、厩舎ともに超一流。サンデーレーシングでの募集価格は1億2000万円。これはサンデーの06年産馬の募集馬の中ではロゼカラーの06(父キングカメハメハ)と共に最高価格でした。1口で300万円ですよ?あなたなら買いますか?サンデーレーシングの過去の募集馬の写真を確認しましたが、特に感じるものはなし。馬体のバランスがいまひとつといったところです。

 ダイワハンター(父ダイワテキサス母ダイワリプルス)

 生産者は社台F。社台でもダイワテキサスとか付けるんですねー。というか03年産駒から07年産駒まで5年連続でダイワテキサスを付けています。父、母ともにダイワの馬なので、実質上は馬主の大城氏から社台が預かっている馬で、配合は社台よりも馬主の意向なんでしょう。ちなみに、この血統の出世頭は2勝馬のダイワバイロン。他の父では、共同通信杯2着のエルコンドルパサー産駒ダイワアプセットがいます。

 トーセンボンヌマル(父ネオユニバース母アルゼンチンスター)

 サラブレ6月号の1ページ目に載っています。馬体のバランス的には重心がやや前のめりな印象。

 小倉4R芝1200mメイクデビュー小倉

 アルーリングムーン(父タイキシャトル母アルーリングアクト)

 小倉3歳S(現小倉2歳S)を制したアルーリングアクトの産駒で半姉に母と同じ小倉2歳Sを制したアルーリングボイス。サラブレ6月号の写真では、馬体のバランスは良さそう。

| | コメント (0)

今週の注目新馬③

 7月12日(土)函館5R芝1200mメイクデビュー函館

 マイネルヘリオス(父カリスタグローリ母カリスタオパール)

 ラフィアンのHPで写真を見たことがあるのですが、筋肉隆々の好馬体でした。いかにもスピードのありそうな馬体で、それだけに距離の限界はありそうですが、ポテンシャルは高そうでした。POGでとるかとなれば躊躇しますが、人気になりそうもない血統だけにポイントシェアシステムならば指名してみたい馬です。父カリスタグローリの産駒にはOP馬のサチノスイーティーなどの活躍馬がいて、しかも毎年少ないながらも産駒がいるのは競争成績からすれば驚きです。父の代表産駒になれる可能性を秘めた逸材かも。

 タイキジャガー(父シンボリクリスエス母チーター)

 馬体のバランスはいいですが、サラブレ6月号の写真ではまだ未完成な感じ。

 福島6R芝1200mメイクデビュー福島

 アイアムランボー(父メジロライアン母ドリーミングガール)

 福島民放杯、福島民友Cを勝つなど短距離OPで活躍したドリームカムカムの全弟。母の産駒はここ数年ずっと同じ血統ですが、全く結果が出ていません。どうせ人気にはならないでしょうが、過度な期待は禁物。姉の成績からすれば福島芝1200mはベストではあるが・・・。

 7月13日(日)函館5R芝1800mメイクデビュー函館

 コンゴウテンリュオ(父フジキセキ母フェイツギャランツ)

 馬主金岡氏、山内厩舎所属、鞍上藤田伸二騎手。

 サトノエンペラー(父シンボリクリスエス母スーア)

 アネモネS(OP)勝ち、桜花賞3着のソーマジックの全弟。藤沢和雄厩舎所属でPOGの人気馬。1番人気は確定でしょう。写真がないので馬体については何とも言えず。

 シェーンヴァルト(父ジャングルポケット母シェーンクライト)

 サンデーレーシングのHPの写真では、筋肉のつき方と馬体のバランスのいい馬という印象。ホームページに掲載されていた各クラブ募集馬の中では上位に位置される馬だと思います。意外に大物になるかも。

 ホーカーハンター(父フレンチデュピティ母エイルフィンフェザー)

 オークス馬ダイナカールの孫にあたりエアグルーヴなどとは同じ一族。HPに掲載されているクラブ募集馬の中では最も良く見えた馬の一頭。

 阪神4R芝1400mメイクデビュー阪神

 アディアフォーン(父ダンスインザダーク母ファレノプシス)

 桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯を勝った名牝ファレノプシスの娘でPOGの人気馬です。サラブレ6月号では「デビューは秋頃になる予定」と出ていたのに、もう、出てくるとは思った以上に順調ということでしょう。馬体的には特別いいとは感じませんでした。

| | コメント (0)

今週の注目新馬②

 7月5日(土)阪神4R芝1200mメイクデビュー阪神

 エルプレジデンテ(父サクラプレジデント母リボンストロベリー)

 注目の新種牡馬サクラプレジデントの産駒。がっちりとした体型で筋肉がありそう。馬体はやや硬そうな印象があります。仕上がりやすそうなタイプに見え、この時期は有利かもしれませんが、将来性となるとどうでしょうか。

 ハッピーパレード(父ネオユニバース母メインスルー)

 現3歳で日曜のラジオ短波賞に出走する、2戦2勝のダイバーシティ(父ジャングルポケット)の弟。武豊騎手鞍上で、おそらく1番人気はこの馬でしょう。兄はなかなか強そうですが、弟はどうでしょうか。馬体は写真がないので分かりません。

 函館5R芝1200mメイクデビュー函館

 レッドリップス(父フレンチデュピティ母オレンジブロッサム)

 現3歳で1勝馬のオレンジシュプール(父ジャングルポケット)の妹。今最も勢いのある種牡馬であるフレンチデュピティ産駒で、鞍上は横山典弘騎手、ということで人気になりそうです。サラブレの馬体写真を見る限りあまり良く見えません。腰高で頭が高く、バランスは良くないように見えます。短距離向きに見えるのでレース選択はよさそうですが。

 7月6日(日)阪神芝1800mメイクデビュー阪神

 プロスアンドコンズ(父タニノギムレット母マザーシプトン)

 ダーレー・ジャパンの生産馬で馬主は金子真人HD。サラブレの写真で見る限り、非常に高いポテンシャルを感じさせる馬です。大物候補。

 福島6R芝1800mメイクデビュー福島

 ケイアイマーズ(父デヘア母アドベンチャーオン)

 神戸新聞杯2着などの実績を持つケイアイガードの全弟。馬体のバランスは良さそうです。

 ドリームハッチ(父グラスワンダー母ナイストレビアン)

 セントライト記念2着のゴールデンダリア(父フジキセキ)の弟。バランスの取れた美しい馬体。

 ナンヨーエンゼル(父フレンチデュピティ母ナンヨーノアナタ)

 トモの発達の素晴らしい馬。ひょとするとひょとするかも。

| | コメント (0)

今週の注目新馬①

 馬券を買うかどうかはともかく、新馬戦で注目している馬を取り上げたいと思います。

 6月28日(土)芝1400m函館5Rメイクデビュー函館

 オンフルール(父フレンチデュピティ母クイーンリザーブ)

 ストラテジーの全妹、ラベ(父ダンスインザダーク)の半妹。手元に『サラブレ6月号』のPOG特集での写真がありますが、いかにもフレンチデュピティといった感じの馬体。たまたま、姉2頭の写真もありますので見比べて見ましたところ、好みとしてはラベが最も良く、ついでストラテジーが良く見えました。この馬も悪くはなさそうなんですが。佐々木昌三厩舎は、今週は新馬の大攻勢。この馬が安藤勝己騎手、阪神4Rメイクデビュー阪神はバンガロールに武豊騎手、29日の阪神4Rメイクデビュー阪神のマイネルソレントに厩舎の主戦とも言える佐藤哲三騎手と、3頭にそれぞれ有力ジョッキーと厩舎の主戦を乗せて気合十分です。厩舎のピッチが上がってきていると考えられ、新馬戦の結果いかんによって宝塚記念のインティライミのデキを判断してみるのも悪くなさそうです。

 6月29日(日)阪神4Rダート1200mメイクデビュー阪神

 ドリームクェーサー(父ゴールドアリュール母コスモフライト)

 コスモポッケ(父ジャングルポケット)の半弟。馬体の見た目は非常にいい。全体のバランスが取れていて、腰がクイッと上がった感じは若き日のディープインパクトに似ていなくもない。ゴールドアリュール産駒はそれほど期待されているとは言いがたいですが、馬体の見栄えのする仔が多く、案外、活躍馬を輩出してきそうです。ゴールドアリュールの仔なのでダートデビューになったのでしょうが、ここの結果に関わらず、先々は芝のレースで見てみたいものです。

 6月29日(日)福島6R芝1200mメイクデビュー福島

 ダイワバーガンディ(父ブライアンズタイム母ダイワルージュ)

 ダイワメジャー(父サンデーサイレンス)、ダイワスカーレット(父アグネスタキオン)の姪。写真がないので馬体に関しては何とも言えません。言わずと知れた良血馬で、ダイワメジャーと同じ馬主、同じ上原厩舎ということでPOGの人気馬です。個人的には、この血統で福島1200mデビューと知れば、POGではまず獲りたくないです。牡馬なら本当に嫌いたいところですが、牝馬なので、多少、ましかもしれません。

| | コメント (0)

(POG)成功新種牡馬を予言する!?

 安田記念は実力評価のとおりに買っていれば獲れたかもなあという感じの結果でした。それでも3着は難しかったですが。敗因は、展開、馬場を読み違えたということにつきます。まあ、今開催の東京は、高速で前が止まらない馬場なのは分かっていたはずでした。さすがに安田記念までには馬場が変化して差し有利になると踏んでいたのですが、目論みが外れました。

 さて今年も今週末の土曜日から2歳新馬戦が始まります。POGの指名、ドラフトはお済でしょうか?今さら書いても、もう遅いとは思いますが、とりあえず今年の注目の新種牡馬について書いてみたいと思います。

 今年注目を集めている新種牡馬と言えば、まずはシンボリクリスエス、ファルブラヴ、アグネスデジタルの3頭でしょうか。社台繁用のシンボリクリスエス、ファルブラヴの方が人気なりそうですが、私のお薦めはアグネスデジタルです。

 理由は2つあります。一つは血統、もう一つは馬体です。

 血統と言っても私の場合は、それほど難しいことは言いません。私が注目しているのはただ1点。つけやすい種牡馬かそうでないかということだけです。特にサンデーサイレンス牝馬につけやすい種牡馬であるかということを重視しています。

 シンボリクリスエスの血統的なネックは、4代父がヘイルトゥリーズンであるということ。サンデー系の牝馬との配合ではこの血は必ずクロスします。ただ、位置的には遠いし、生産者にとってはそれほどつけにくいというほどでもないでしょう。しかし、多様性という点ではマイナス要素に違いなく、似たようなタイプの産駒が多くなるかもしれません。

 馬体的には、POG馬選びでは全体のバランスと雰囲気(?)を重視していますが、種牡馬の傾向としては、重すぎる印象がないか、緩すぎる傾向がないかを重視しています。

 シンボリクリスエスの場合、クラブ馬主のサイトで見た印象では、重厚で筋肉質な馬が多いという印象でした。それ自体は悪いことではないのですが、POG的には、仕上がりが遅れそうで向かないかなという感想を持ちました。ただ、最近のPOG本などで見た印象は多少変化しており、重いイメージはやや薄れています。それでも、戦績的に、新馬を勝った後、3戦負けているし、半年ぶりの宝塚記念5着など、仕上がりにくい、叩き良化型の可能性は排除しきれません。レース振りも底力を問われる展開に強く、それほど切れるタイプというイメージでもなかったですし(あくまでも個人の感想です)、勝ちあがりに苦労するタイプが多くなるかもしれません。

 ファルブラヴの場合、血統的に最も注目すべき点は、3代父ノーザンダンサーということです。ノーザンダンサーがこの位置にあると配合相手はかなり制限されます。もちろんそれでも強い馬は生まれる可能性はありますが、かなり不利であることに変わりはありません。

 馬体的には、シンボリクリスエスと同様、重い印象。POG向きではないかもしれません。

 アグネスデジタルの場合、クロスになりやすい血は父父のミスタープロスペクター、母の3代父のノーザンダンサー。ノーザンダンサーの血はもっていない馬を探す方が難しいくらいなので、この血はクロスするのはほぼ確実です。位置的にもそれほど近いと言うわけでもないので、問題ないでしょう。ミスプロの血が濃い馬とは配合しづらいですが、その他の馬とは比較的配合しやすいのではないでしょうか。サンデー系の牝馬とももちろん配合可能。社台繁用でない点では前2頭より不利ですが、それを補って余る血統構成だと思います。

 馬体的には、バネの強そうな馬が多いという印象を持ちました。父はすばらしい末脚を武器にGⅠを次々に制していった馬ですが、産駒にも同様の末脚が期待できるかもしれません。

| | コメント (0)

ウィルビーキング新馬デビュー!

 しばらく更新をお休みしていましたが、競馬は続けていました。相変わらず絶不調で、さっぱり当たりません。もったいないので、ブログの閉鎖はしませんが、予想の再開は、秋競馬からにしようと思っています。よほど自信のあるレースは予想を載せるかもしれませんが。

 さて、当ブログのPOGシリーズで大絶賛した、管理人Kの指名馬ウィルビーキングが、ついに明日、新馬デビューを迎えます。舞台は小倉4R、芝の1200m。正直、この距離では少し短いかなと思いますが、他に強そうな馬もいませんし、ここは勝ってもらわないと困ります。ウィルビーキングの3冠伝説の幕が今、上がる(ハズだ)。

|

POGシリーズ完結編

 遅れに遅れていたPOGシリーズの完結編をようやく載せます。完結編と言っても何も特別なことはなくて、これまでの切り口では載せることができなかった注目馬をあげていくことになります。主に写真で見て気に入っている馬を載せていきます。順番はだいたい黒本の掲載順です。

 ローレルフォレスト(イシノサンデー×センターザアイリス 栗東 山内研二厩舎)

 父は地味ですが、馬体は上々です。2歳戦好調の山内厩舎の管理馬です。

 ニシノプライド(セイウンスカイ×ブランドアート 馬主 西山茂行氏 栗東 藤沢則雄厩舎 )

 意外にPOG本等での評価が高いので入れておきます。現3歳でクラシック戦線を盛り上げてくれたニシノフジムスメの弟です。

 シルクレグナム(クロコージュ×ドリーバード 馬主シルク 栗東 山内研二厩舎)

 これまた地味なクロコージュ産駒。馬体のバランスが良い。2歳戦好調の山内研二厩舎所属。

 ニシノコンドコソ(カリズマティック×ニシノチャペル 馬主西山茂行氏 美浦 萱野浩二厩舎)

 ディープ世代の活躍馬ニシノドコマデモ(いちょうS、青葉賞2着、東スポ杯3着)、初戦の勝っぷりから期待の高かったニシノイツマデモ(いちょうSでジャリスコライトから0.4秒差の2着)の弟。厩舎は兄ドコマデモと同じ。好馬体。

 ベストミュージック(ホワイトマズル×ベストダンシング 馬主サンデーR 栗東 沖芳夫厩舎)

 ベストアルバム、ベストストーリーの妹。一つうえの姉もそうだったが、均整のとれた好馬体。とりあえず1勝を期待。

 ウィルビーキング(グラスワンダー×ゲーリックキャット 馬主前田晋二氏 栗東 松元省一厩舎)

 黒本掲載馬の中で最もよく見えたのがこの馬。当ブログでは、管理人KがPOGでどの馬を指名したのか明らかにしていませんでしたが、この馬だけは指名したことを明らかにします。正直言って、これだけいい馬はこれまでに見たことがありません。来年の今頃は2冠を達成しているものと思われます。
 ノースヒルズMの馬としては、スティルインラブの松元省一厩舎は主戦どころととらえていいでしょう。そう言えば、松元省一厩舎は、トウカイテイオーの2冠とスティルインラブの牝馬3冠達成で、菊花賞を制すれば、牡牝クラシック全制覇となるんでしたっけ。是非ともウィルビーキングには菊も含めて、3冠を制覇してもらいたいものです。

 グラシアス(フサイチコンコルド×ブリリアントベリー 馬主近藤英子氏 栗東 音無秀孝厩舎)

 カンパニー、ニューベリー、レニングラードの妹。全兄のリアルコンコルドは2勝馬。
 お腹のラインがすっきりしていて良い感じ。やや短距離向きな印象はある。

 チアズウイナー(フォーティーナイナー×ダーケストスター 馬主 北村キヨ子氏 栗東 山内研二厩舎)

 サウスヴィグラスの弟。すでにダートの1000m戦で勝ち上がり。馬体を見る限り、芝でもやれそうな印象はある。

 リニアミューズの04(父アフリート 馬主ノースヒルズM 栗東 太宰義人厩舎)

 黒本掲載馬の中では、もっとも心惹かれた馬体を持つ馬の1頭。太宰師には失礼ながら、厩舎がもう少しいいところだったら、指名候補に入れていたはず。それでも1勝は固いはずだ。

 エイシンイッキ(Yes It's True×Cloudrunner 馬主 平井豊光氏 栗東北出成人厩舎)
 
 バランスのとれたかなりの好馬体。北出成人師は開業初年の新人調教師。大穴候補。

 マイネルモデルノ(バブルガムフェロー×ヌエボトウショウ 馬主サラブレッドクラブ・ラフィアン 美浦 萱野浩二厩舎)

 黒本のコメントを見て、指名候補にしたが、厩舎がマイネルの馬での実績が足りないので指名を見送った馬。母ヌエボトウショウは重賞5勝馬。

 ファディスタ(タイキシャトル×ミストラルアゲン 馬主 ヒダカBU 美浦 伊藤正徳厩舎)

 非常に美しい馬体を持った馬。

 セイウンマツリ(シングスピール×Mathaayl 馬主 西山茂行氏 美浦 河野通文厩舎)

 弾力性のありそうな馬体。

 セイウンカイト(シングスピール×Memory Green 馬主 西山茂行氏 美浦 奥平雅士厩舎)

 同じく西山氏所有のシングスピール産駒。管理厩舎奥平雅士厩舎は開業2年目で、すでにコイウタを手がけるなど、今最も注目される厩舎です。

 ナンヨーヘブン(スペシャルウィーク×ダイナアクトレス 馬主 中村徳也氏 美浦小島茂之厩舎)

 忘れられた名牝(失礼!)ダイナアクトレス(GⅡ時代のスプリンターズSなど重賞4勝)と今最も勢いのある種牡馬であるスペシャルウィークの仔。この血統ならもう少し注目されても良いと思うのだが。馬体は上々。管理厩舎の小島茂之厩舎は開業4年目の若手厩舎。

 クールヴィクトリー(スペシャルウィーク×シーンプロット 馬主 ノースヒルズM 栗東 白井寿昭厩舎)

 本来なら種牡馬編あたりで取り上げなければならない馬でしたが、うっかり失念しておりました。父も管理した白井寿昭厩舎所属で、なかなかいい雰囲気を持った馬。体型的にステイヤーぽさがあり、距離は持ちそう。父の代表産駒になれるかも。それにしても、今年のスペシャルウィーク産駒は粒ぞろいで目移りがします。現時点で2歳リーディングトップですが納得です。ディープインパクトが種牡馬入りするまでは、サンデー後継の一番手と考えてよいでしょう。

 ハギノカデット(フジキセキ×サベージレディ 馬主 安岡美津子氏)

 西日本の日曜競馬中継を担当する『ドリーム競馬』でサンデーサイレンス最後の仔として紹介されていたハギノプリンセスの妹。馬体はかなりの高評価ができます。
管理厩舎は未定ですが、一応、この血統にゆかりのあるのは鮫島一歩厩舎です。

 シャルロットノアル(フジキセキ×ウィッチズハット 馬主 サンデーR 美浦 小島茂之厩舎)

 すでに新馬戦を勝ち上がり。POGサイト、MAX愛馬会のリストではA評価だそうです(MAX愛馬会HPより)。スカッとした好馬体。

 パスタイム(フジキセキ×ワンモアギャル 馬主 細谷典幸氏 美浦 岩戸孝樹厩舎)

 岩戸師は開業5年目。馬体良し。

 ジーニアス(ダンスインザダーク×ブルーハワイ 馬主 ノースヒルズM 栗東 安田隆之厩舎)

 新馬戦2着。馬体よし。

 キングオブロマネ(ダンスインザダーク×ダリンダ 馬主 嶋田賢氏 美浦 本郷一彦厩舎)

 馬体は極上。厩舎さえもう少しいい所に入っていれば、間違いなく指名した馬。本郷一彦師はおん年62歳のベテラン調教師ですが、これまでに一番走った馬は初年度に管理したランニングフリー(春の天皇賞2着他重賞3勝)。ずっとランニングフリークラスの馬を管理しつづけているのなら良いのですが、その後は尻すぼみでは、強気になれません。とりあえず馬はいいです。

 コメンテーター(クロフネ×ファストフレンド 馬主 竹崎大晃氏 美浦 高市圭二厩舎)

 クロフネ×ファストフレンドとうことで一般的にはダート血統。馬体はいい。

 ニシノマナムスメ(アグネスタキオン×ニシノフラワー 馬主 西山茂行氏 栗東 河内洋厩舎)

 黒本掲載馬のなかで、もっとも良く見えた馬の1頭。タキオン産駒にしては柔らかそうな体つき。

 先日亡くなったメジロマックイーンの仔も何頭かいい馬がいるようなのでピックアップしておきます。こちらは、写真は見ていないので、評判を聞いただけでの評価です。

 マイネルオルケシス(メジロマックイーン×アッサンブレ 馬主 サラブレッドクラブ・ラフィアン 栗東 中村均厩舎)

 マイネル軍団総帥岡田繁幸氏の期待馬だそうです。厩舎も軍団の主戦で期待が持てます。

 メジロアルタイス(メジロマックイーン×メジロヴィーナス 馬主 メジロ牧場 美浦 大久保洋吉厩舎)

 POG大魔王の丹下日出男氏が関東限定POGで獲り損なったらしいです(丹下氏のプログより)。メジロの主戦の大久保洋吉厩舎だし、いい馬である可能性はある。

 シーズアンの04(父タイキシャトル)

 セレクトセール9900万円。短距離血統の高額馬はハズレが少ない・・・気がする。ただし、故障でデビューは遅れそう。POGに間に合うか。馬体写真は見ていない。

 アドマイヤヘッド(アドマイヤコジーン×スイートミトゥーナ 馬主 近藤利一氏 栗東 友道康夫厩舎)

 ノーザンファームの関係者が、近藤利一氏のためにわざわざセリで落札した馬。馬主編での分析のとおり、近藤利一氏の活躍馬のノーザンファームの偏っている。それなのに、わざわざセリで別の生産者から購入したということは、ノーザンファームの生産馬のアドマイヤコジーン産駒ではやや物足りないと感じていた可能性がある。ということは、この馬が近藤利一氏所有のアドマイヤコジーン産駒の一番馬ということか?
 過去にも、アドマイヤドン、ボス、メインなど、アドマイヤの馬は、その年の一番馬を連想させる馬名の馬が活躍しており、ヘッドもまたそうである可能性は捨てきれない。友道厩舎はアドマイヤの準主戦厩舎。この馬も場体写真は見ていない。

 ヤマニンクワイヤ(ヤマニンリスペクト×ヤマニンチアフル 馬主 土井肇氏 栗東 中村均厩舎)

 大穴中の大穴。数少ないヤマニンリスペクト産駒の中では、最も早く管理厩舎が決まった馬。黒本の関係者がオーラを感じたらしい。母父がタマモクロスで、タマモクロス好きの私としては、趣味でここに入れさせて頂きました。知る人ぞ知る血統理論のI理論での評価が高そう・・・な気がする(血統表を分析)。

 POGシリーズはこれで完結です。できたら、今まで取り上げた馬のリストを一覧にして載せたいと思います。

|

POG分析種牡馬編

 今回は種牡馬編です。

 種牡馬ごとに有力馬を何頭かあげてみたいと思います。有力種牡馬のその年の1番馬で、有力馬主の1番馬、さらには有力厩舎の1番馬なら、走る可能性はかなり高いのではないのでしょうか。

 アグネスタキオン

 今年の2歳馬でもっとも分かりやすいのは、

 アドマイヤオーラ(母ビワハイジ 馬主近藤利一氏 松田博資厩舎)

 でしょうね。父の産駒で一番の可能性はかなり高く、近藤利一氏の持ち馬の中では、もちろん一番馬、厩舎でも一番なのは容易に想像できるところ。どんな初心者でも、指名するのは容易ですが、ドラフトで獲るのは運も必要になることでしょう。『サラブレ』POGのように、ドラフト制ではなく、指名馬は必ず獲れるルールなら、とりあえずリストには入れておくべき馬。勝ちたければ、指名が前提条件で、勝敗は他馬の動向にかかってくるという類の馬でしょう。

 フジキセキ

 フジキセキ産駒の一番馬はなかなか分かりにくいですよね。とりあえず、デビューが早い馬をあげておきます。

 トーセンラピュタ(母ミヤビサクラコ 馬主島川隆哉氏 森秀行厩舎)

 有力調教師編で書いたとおり、トーセンの馬と森厩舎は相性が良いです。すでに馬名登録された馬のなかでは、森厩舎唯一の内国産馬。馬主一番の可能性もないとは言えないし、厩舎一番の可能性もないとは言えない。開幕週の京都でデビュー予定。

 フレンチデュピティ

 普通に考えて、

 アステリオン(母フサイチエアデール 馬主サンデーR 松田国英厩舎)

 でしょう。先にあげたアドマイヤオーラと同じく、どんなPOG初心者でも指名はできるでしょうが、獲るのは容易でないと思われます。雑誌のPOGなどでは、勝利の
ためにはとにかく指名が前提。勝敗は他の馬で決まるでしょう。アドマイヤオーラもそうですが、コケるときはみんなでコケましょう(笑)。
 評判馬がキラ星の如くいるサンデーRの所有馬のなかでも一番馬である可能性はかなり高い。厩舎の一番馬かどうかは、今年の松田国英厩舎の2歳馬のラインナップはスゴ過ぎるので、確実とは言いきれないが、最有力馬の一頭であるのは間違いないだろう。

 サクラバクシンオー

 この馬も一番馬を探すのはかなりやっかいです。去年のアドマイヤカリブのような馬はいないと思うのですが。

 グッドヘラクレス(母アイスダンシング 馬主川又政之氏)

 走ってくるかは分かりませんが、とりあえずデビューは早く、初戦は武豊騎手が乗るとのこと。

 オペラハウス

 去年は、メイショウサムソン一頭が大活躍したおかげで、収得賞金が高いですが、一発大物系の種牡馬でアベレージを期待するのは禁物。常識的に考えて、2年連続で大物を輩出する可能性は低いでしょう。

 スペシャルウィーク

 一番馬候補が数多くいて、選ぶのはかなり大変。とりあえず思いつくままにあげておきます。

 ブラックオリーブ(母オリーブクラウン 馬主社台RH 松田国英厩舎)

 グレインアート(母ミルグレイン 馬主社台RH 戸田博文厩舎)
 
 ファイングレインの弟。厩舎の一番馬の可能性は高い。

 フェルヴィード(母リリオ 馬主ノースヒルズM 池江泰郎厩舎)
 
 オースミダイドウ(母ストームティグレス 馬主オースミ 中尾正厩舎)
 
 ゲートはかなり早いらしい。開幕週で鞍上武豊騎手でデビュー。
 
 マイネヴェロナ(母ダイワジュリエット 馬主ラフィアン 堀井雅広厩舎)
 
 マイネル・コスモ軍団編でとりあげることができませんでしたが、評判が高いようなのでここに入れておきます。馬主一番、厩舎一番の可能性も十分にある。開幕週福島1200mでデビュー。

 ブリオーサ(母タッチフォーゴールド 馬主林邦良氏 角井勝彦厩舎)

 馬主の所有馬は2頭目にもかかわらず、名門厩舎に入厩。なにかあるかも。

 大物はブラックオリーブ、グレインアート、フェルヴィードのどれかだと思いますが、無理に選べば、グレインアート。フサイチジャスパー(父アドマイヤべガ)が一頓挫あった以上、戸田博文厩舎のこの馬に賭ける意気込みは並々ならぬものがあるはず。

 早期デビュー組なら、オースミダイドウかマイネヴェロナ。確実にポイントを稼いでくれるものと思われます。

 クロフネ

 種牡馬初年度は、フサイチリシャール、シェルズレイが活躍。今年も人気は必至の種牡馬です。一番馬はどれかということになるとなかなか難しいです。

 エンプレスティアラ(母ゴールドティアラ 馬主吉田和子氏 松田国英厩舎)

 母と同じ馬主と厩舎。現在馬名登録されている中では松田国英厩舎唯一のクロフネ産駒。厩舎一番は苦しくても、馬主一番は可能性がある。

 アドマイヤべガ

 03年産(現3歳)の産駒ををみると、クラシックの時期にあわせて強くなる馬が多かったような気がします。POG向きの種牡馬と言えるでしょう。

 フサイチジャスパー(母ダンシングアウンティー 馬主関口房朗氏 戸田博文厩舎)

 一頓挫あったとはいえ、注目の産駒であることに変わりはありません。クラシックには間に合ってくれると思います。馬主一番だけはエアグルーヴの04がいるので無理でしょうが、成績では上回ってくきてもおかしくない。

 ブライアンズタイム

 この馬も一番馬をさがすのはそう難しくない。

 ヴィクトリー(母グレースアドマイヤ 馬主近藤英子氏 音無秀孝厩舎)

 リンカーンの弟。晩成傾向のある血統ですが、本馬は調教駆けするタイプとのことで、そう遅くはならないでしょう。馬主一番、厩舎一番も確定的。アドマイヤオーラ、アステリオンよりは指名がかぶらないタイプ。意外に狙い目かも?

 ダンスインザダーク

 POG本では、ダンスインザダーク産駒はPOG不向き、効率が悪く、もっとも獲ってはいけない馬、と分析されているケースが多いのですが、今年はどうでしょうか。交配相手のレベルがこれまでとはケタ違いにスゴイですから、今年に限っては例外になるかもしれません。逆に今年が良かったからといって、来年も期待するのは厳しいかと思いますが。

 説明不用ですね。今年の産駒一番馬は、

 エアグルーヴの04(馬主関口房朗氏 池江泰寿厩舎)

 しかないでしょう。他にも評判馬はたくさんいるのですが、この馬以外を一番にするわけにはいきませんね。馬主一番、厩舎一番は当然!今年一番の大物となるか、一番の評判倒れとなるかは神のみぞ知る。雑誌のPOGなど、指名すれば必ず獲れるPOGでは、この馬の指名が勝敗を分けそうです。

 つづいて、今年が初年度産駒デビューとなる種牡馬を手短にとりあげます。

 ジャングルポケット

 セレクトセールの値段から言えば、

 フサイチホウオー(母アドマイヤサンデー 馬主関口房朗氏 松田国英厩舎)

 かもしれませんが、あまりデビューは早くなさそう。

 そうなると
 
 ジャンバルジャン(母ネオクラシック 馬主サンデーR 萩原清厩舎)

 でしょうか。とちなみに2頭とも母父サンデー。

 タニノギムレット

 大物かどうかは分かりませんが、

 アルーリングライン(母アルーリングアクト 馬主吉田和子氏 中尾正厩舎)

 とりあえずデビューは早い。

 あとは、父も管理した松田国英厩舎に入る馬には注目が必要。

 ウイングショット(母ウイングドハート 馬主サンデーR 松田国英厩舎)

 マンハッタンカフェ

 実績的にステイヤーということで、注目されている割には、いまいち信頼をおいていません。馬体写真をみると、非常に見栄えのする馬が多いのですが、胴伸びがゆったりしすぎているような馬が多く、やはり父同様長距離向きが多いのではないでしょうか。個人的には、長距離戦は好きだし、ステイヤーも好きなのですが、POG向きかどうかとなると・・・。

 師もかなり勝負をかけているようですし、父を管理した小島太厩舎に入る馬のなかなから一番馬をあげるのが筋というものでしょう。

 パーベックの04(馬主西川光一氏 小島太厩舎)

 馬主は父の馬主の御子息。

 個人的にはメイショウサチカゼの04の方が馬体は好きなのですが、評判はパーベックの04の方が良さそうなので。

 ウォーエンブレム

 クランエンブレム(母アズサユミ 馬主サンデーR 手塚貴久厩舎)

 をあげておきます。ウォーエンブレムの初年度産駒では唯一の母父サンデーです。

 他にもとりあげたい種牡馬はまだまだいるのですが、時間がありませんのでこれで終わりとします。本来なら、この後、完結編をお送りする予定でしたが、間に合いません。ドラフトには間に合わないかもしれませんが、後日掲載いたします。今年はワールドカップがあるので、ドラフトが遅れているところも多いというのがせめてもの救いです。

|

POG分析有力調教師編④

 栗東 音無秀孝厩舎

 ここ5年のPOG期間中の活躍馬。

 03年産(現3歳) グロリアスウィーク(馬主グリーンF 弥生賞2着、シンザン記念2着)
            
 02年産(現4歳) イヤダイヤダ(馬主小田切有一氏 NZT2着)

 01年産(現5歳) カンパニー(馬主近藤英子氏 ベンジャミンS)
            グローリアスデイズ(馬主近藤英子氏 フローラS2着)

 00年産(現6歳) リンカーン(馬主近藤英子氏 すみれS、若駒S)

 99年産(現7歳) 特になし。

 オレハマッテルゼ、リンカーン、サンライズバッカスなどの一流馬を手がける音無調教師ですが、それら厩舎の看板馬をみても分かるように、管理馬には晩成傾向があります。後々GⅠを勝つような馬を多く管理していますが、POG期間中に大活躍してくれるかは定かではありません。

 オレハマッテルゼ、エガオヲミセテ、イヤダイヤダなどの面白馬名で知られる小田切有一氏の主戦厩舎。アドマイヤの近藤利一氏の奥様近藤英子氏の主戦厩舎でもあります。どちらかと言えば、近藤英子氏の所有馬の方がオススメ。

 ヴィクトリー(ブライアンズタイム×グレースアドマイヤ)

 POG本や雑誌での評価が高い。どちらかと言えば晩成傾向のある血統だが、この馬は、調教であまり走らなかった兄弟と比べて、調教駆けするようだし、それほど遅くもならないだろう。評判からいえば、かなりの確率で走ってくれるはず。上位指名候補。

 その他の馬主では、

 エノク(クロフネ×カーリーエンジェル 馬主サンデーR)

 エガオヲミセテ、オレハマッテルゼの弟。叔母にエアグルーヴ、叔父にモノポライザー、いとこはアドマイヤグルーヴにフラムドパシオンと近親にGⅠ馬、活躍馬が目白押し。血統的な魅力十分。本馬は肩の筋肉がすごい。筋肉隆々でクロフネ産駒だから、ダート向きの可能性はあるが、血統的にも馬体的にも獲ってみたい馬。情報を総合するとデビューは早くなさそう。

 ザレマ(ダンスインザダーク×シェンク 馬主吉田照哉氏)

 マルカシェンクの妹(4分の3同血)。血統的に注目馬であることは間違いない。

 栗東 池江泰寿厩舎

 03年産(現3歳) フサイチジャンク(馬主関口房朗氏 皐月賞3着、若葉S、若駒S)
            ダイヤモンドヘッド(馬主前田幸治氏 デイリー杯2歳S2着)

 開業3年目の池江泰寿厩舎ですが、フサイチジャンクの活躍で一躍POG注目厩舎になっています。池江泰寿調教師は、メジロマックイーン、ディープインパクトの調教師として知られる池江泰郎調教師の御子息で、競馬界の人脈は豊富。開業早々でもいい馬が集まってくるのは当然かもしれません。
 フサイチアウステル、フサイチジャンクをOP馬に育て上げ、早くも超有力馬主である関口房朗氏の信頼を勝ち取りました。

 今年の注目馬は、何と言っても、

 エアグルーヴの04(父ダンスインザダーク 馬主関口房朗氏)

 ですね。伝わってくる情報を総合すると、ローテーションはフサイチジャンクと同じようなものになりそうですね。どんな名前をつけられるのかも注目の的です。

 他には

 レースドール(クロフネ×ビスクドール 馬主吉田勝己氏)

 が結構、注目されているようですね。姉は、現3歳のクラシック路線で常に注目されたアイスドール(父キャプテンスティーヴ)。母はトゥザヴィクトリーの全妹。

 つづいて、最近活躍してきて、注目されている若手調教師を取り上げてみます。

 栗東 友道康夫厩舎

 開業して5年目。これまでのPOG期間中の活躍馬は、

 03年産(現3歳)サクラメガワンダー(馬主サクラコマース ラジオたんぱ杯)
 01年産(現5歳)アドマイヤシェイク(馬主近藤利一氏 デイリー杯2歳S3着)
 
 冠名アドマイヤで知られる近藤利一氏の所有馬の中では、橋田満厩舎、松田博資厩舎の次にいい馬が預けられる厩舎で、ブレイクの予感を感じています。

 アドマイヤクルーズ(アグネスタキオン×ジャッキースタイル)

 生産は、近藤利一氏に数多くの活躍馬を供給するノーザンファーム。

 美浦 戸田博文厩舎

 開業6年目。現3歳のキストゥヘブンで桜花賞を制して注目されました。今年のPOGでは人気になるかもしれませんね。

 これまでのPOG期間中の活躍馬は、
 
 03年産(現3歳)キストゥヘブン(馬主吉田和子氏 桜花賞、フラワーカップ)
 00年産(現6歳)トーセンリリー(馬主島川隆哉氏 エーデルワイス賞、フラワーカップ2着)

 現2歳の管理馬では関口房朗氏の、

 フサイチジャスパー(アドマイヤべガ×ダンシングアウンティー)

 がなかなか好馬体に見えます。一頓挫あったようなので、早期デビューは難しいかもしれませんが。

 栗東 大久保龍志厩舎

 開業4年目。POG期間を明確にダービーまでとすれば、これといった期間内活躍馬はいませんが、現3歳ではナイキアースワークがユニコーンSを勝っています。
 大久保龍志師の父はナリタブライアン、シルクジャスティス、メジロパーマー、ナリタタイシンの調教師として知られる、大久保正陽調教師です。

 現3歳世代ではナイキアースワーク以外では、活躍馬(OP特別勝ちか、重賞3着以上)はいませんが、強い相手に健闘している馬も多く、トレーナーリーディングも13位と健闘しています。今年はブレイクがあっておかしくないとみています。

 フサイチオフトラ(ブラックホーク×ダンシングサンデー 馬主関口房朗氏)

 ブラックホーク産駒の高馬。馬主の関口氏は、開業2年目の池江泰寿師にフサイチジャンクを預けるというチャンスを与えたが、大久保龍志師は名トレーナーの息子という共通点がある。関口氏が名トレーナーの2代目好きとするなら、大久保師にもチャンスは十分ある。ちなみに本馬の母は、ダンスパートナー、ダンスインザダーク、ダンスインザムードの全兄弟。

 有力調教師編はこれで完結です。次回は、種牡馬編の予定。

|

POG分析有力調教師編③

 来週から、いよいよ2歳戦が始まりますね。ほとんどのドラフトや雑誌のPOGの締切りも今週末だと思うので、本POGシリーズも今週中には完結させたいと思います。今回は有力調教師編③です。

 栗東 橋口弘次郎厩舎

 ここ5年のPOG期間中の活躍馬。

 03年産(現3歳) ロジック(馬主前田幸治氏 NHKマイルC、アーリントンC2着、NZT3着、シンザン記念3着)

 02年産(現4歳) ローゼンクロイツ(馬主サンデーR 毎日杯、京都2歳S、ラジオたんぱ杯2着)
            ペールギュント(馬主サンデーR デイリー杯2歳S、シンザン記念、東スポ杯2歳S2着、朝日杯FS3着)

 01年産(現5歳) ハーツクライ(馬主社台RH ダービー2着、京都新聞杯、若葉S、きさらぎ賞3着)

 00年産(現6歳) ザッツザプレンティ(馬主社台RH ラジオたんぱ杯、ダービー3着)
            ユートピア(馬主金子真人HD 全日本2歳優駿、シクラメンS、毎日杯2着)
            ゴールデンキャスト(馬主前田幸治氏 ききょうS)

 99年産(現7歳) モノポライザー(馬主サンデーR 若駒S)

 それほどアベレージヒッターという感じはしませんが、大物出現率はかなり高い厩舎です。ほとんど毎年のように、GⅠ級の超大物を手掛けています。
 馬主の傾向では、サンデーRと社台RHの所有馬の活躍が目立ちます。去年は、クラブ馬主の活躍がなかったので、今年は巻き返してくるのではないでしょうか。
 あとは、前田幸治氏の所有馬は、数こそ少ないですが、橋口厩舎に入った場合の活躍馬の出現率はかなり高いです。
 前田幸治氏の馬で、橋口厩舎に入った馬はこれまでに6頭(後に転厩した馬は除く)。数が少ないので並べてみます。
 95年産キュンティア(阪神3歳牝馬S2着)
 96年産ワンスライフタイム(未勝利勝)
      フロンタルアタック(後に旧・神戸新聞杯2着)
 00年産ゴールデンキャスト(ききょうS、後にセントウルSなど)
 02年産パノラマビューティ(新馬勝)
 03年産ロジック(NHKマイルC)

 上記のように、全馬が勝上がり、大物も含まれています。ハズレを引く可能性はかなり低く、活躍馬も期待できます。

 ユーザーヒストリーの04(父マンハッタンカフェ 馬主前田幸治氏)

 父が、ステイヤーのマンハッタンカフェだけに、POG期間中に間に合うかが課題になりそうです。

 その他の馬主では、

 ビンチェロ(ダンスインザダーク×ツインクルブライド 馬主サンデーR)

 父母ともに厩舎ゆかりの馬。馬体は上々。

 橋口厩舎と言えば薔薇一族を忘れてはいけませんね。

 ローズプレステージ(ダンスインザダーク×ロゼカラー 馬主サンデーR)

 薔薇一族は活躍馬を多く輩出していますが、人気になる割に勝切れないイメージで、GⅠではヤキモキさせられます。この馬はどうでしょうか。

 栗東 森秀行厩舎

 ここ5年のPOG期間中の活躍馬。

 03年産(現3歳) ステキシンスケクン(馬主榮義則氏 アーリントンC)
            シークレットコード(馬主社台RH 阪神JF2着)
            
 02年産(現4歳) アグネスジェダイ(馬主渡辺孝男氏 兵庫CS2着)
            ジョウノビクトリア(馬主小川義勝氏 クイーンC2着)
            アスピリンスノー(馬主吉田千津氏 フローラS3着)
            
 01年産(現5歳) シーキングザダイヤ(馬主青山洋一氏 NZT、アーリントンC)
            フサイチホクトセイ(馬主関口房朗氏 京王杯2歳S3着)

 00年産(現6歳) 特になし。

 99年産(現7歳) アグネスソニック(馬主渡辺孝男氏 NHKマイルC2着、ラベンダー賞、アイビーS、京王杯2歳S2着、きさらぎ賞2着、スプリングS3着)
            ヘルスウォール(馬主鈴木義孝氏 チューリップ賞、ダリア賞、函館2歳S3着)

 外国産馬好き。上にあげた9頭の内5頭が外国産馬もしくは持ち込み馬です。管理馬における外国産馬の比率が高く、03年産(現3歳)世代では、約半数が外国産馬です。森調教師といえば、積極的に海外遠征をすることでも有名。要は常に海外にも目を光らせている調教師ということでしょう。

 上の活躍馬を見てもらえば分かると思いますが、短距離、ダート馬の割合が多いです。これは、外国産馬の割合が多いことと関係していると思われます。皐月賞、ダービーを狙って獲るに厳しいかもしれませんが、着実にポイントを上げてくれるという意味では良い傾向。人気の盲点になるようなら、狙って面白い厩舎です。

 馬主的な偏りはそれほど大きくないと思いますが、有力どころでは、預託数こそ少ないものの、アグネスの冠名で知られる渡辺孝男氏の主戦厩舎の一つと思われます(例:アグネスワールド)。森厩舎では、これまでに渡辺氏の所有馬を15頭を管理し、うち12頭が勝ち上がり(POG期間外も含む)。必ずPOG期間中に活躍してくれるとは限りませんが、毎年預託数が少ないだけに、はずれを引く可能性はかなり低いと言えそうです。
 今年は、
 
 アグネスカルミア(Came Home×Morning Star )
 アグネスポライト(Forestry×Tapstress )

 がすでに馬名登録されています。

 あとは、トーセンで知られる島川隆哉氏の所有馬。通算5頭中4頭が勝ち上がり(POG期間外を含む)と、高い勝ち上がり率を誇っています。トーセンの馬は、これまでに大物と言える馬が出ていませんが、03年産(現3歳)世代では、トーセンシャナオー(森厩舎)がかなり惜しいところまでいきましたので、そろそろブレイクがあってもいいのではないでしょうか。

 まあ、上記2馬主を以外でも、勝ち上がり率に関してはかなり高い厩舎です。どんな馬でも、決して手を抜かない厩舎ということでしょう。地味な血統や馬主の馬でも、これぞという馬がいたら狙って面白いかもしれませんね。

 栗東 山内研二厩舎

 ここ5年のPOG期間中の活躍馬。

 03年産(現3歳) 特になし。

 02年産(現4歳) ダンツキッチョウ(馬主山元哲二氏 青葉賞、すみれS、札幌2歳S2着)
            コンゴウリキシオー(馬主金岡久雄夫氏 きさらぎ賞、毎日杯3着)
            ディープサマー(馬主深見敏男氏 クリスタルC、函館2歳S2着)          
            ロードマジェスティ(馬主ロードHC ジュニアC)
            ダンツクインビー(馬主山元哲二氏 チューリップ賞3着)

 01年産(現5歳) フィーユドゥレーヴ(馬主ローレルR 函館2歳S、フィリーズレビュー3着)
            パーソナルラッシュ(馬主深見富朗氏 昇竜S)            

 00年産(現6歳) ラントゥザフリーズ(馬主深見富朗氏 共同通信杯)
            ヒューマ(馬主高嶋哲氏 橘S)
            
 99年産(現7歳) アローキャリー(馬主矢野秀春氏 桜花賞、阪神JF2着)
            チアズシュタルク(馬主北村キヨ子氏 共同通信杯、毎日杯、シンザン記念2着)
            サクセスビューティ(馬主高嶋哲氏 フィリーズレビュー、菜の花賞)
            ダンツジャッジ(馬主山元哲二氏 葵S、アーリントンC3着)
            
            
 03年産(現3歳)世代では、特にこれといった活躍馬がいませんでしたが、上を見ていただければ分かるように、安定した成績を残しています。GⅠ級となると難しいかもしれませんが、十分に重賞級の活躍馬を引ける厩舎だと思います。

 仕上げが早いことに関しては定評のある厩舎で、ディープサマー(函館2歳S2着)フィーユドゥレーヴ(函館2歳S)など、これに当てはまる馬がいますが、3歳春に重賞戦線で活躍する馬も多く、特に早熟のイメージでとらえる必要はないかと思われます。

 深見富朗氏、敏男氏、昌代氏の深見一族や、冠名ダンツの山元哲二氏、冠名サクセスの高嶋哲氏の主戦厩舎です。また、毎年預かるわけではありませんが、冠名チアズの北村キヨ子氏の所有馬の中でもいい馬が回ってくるようです。

 今年の注目馬は、

 コンゴウダイオー(Fasliyev×Bonita 馬主金岡久夫氏 )

 調教でいいタイムを出しており、現時点ですでに評判馬の域。『黒本』には「マルガイのバクシンオー」とあったように、短距離向きということだろう。馬主はコンゴウリキシオーの金岡久夫氏 。即戦力。

 ブレイブボーイ(Arch×Grand Prix  馬主深見富朗氏)

 かなりの好馬体だが、どちらかというと重苦しい印象。仕上げに定評のある山内厩舎でうまく中和されれば。

 ゼットカーク(Selkirk×Wannabe Grand 馬主フォーレスト)

 すっきりとしたかなりの好馬体。個人的な好みでは、上記2頭より上。

 現2歳世代はかなり豪華なラインナップで、狙い目だと思います。

 美浦 大久保洋吉厩舎

 ここ5年のPOG期間中の活躍馬。

 03年産(現3歳) トウショウシロッコ(馬主トウショウ産業 京成杯2着)

 02年産(現4歳) ショウナンパントル(馬主国本哲秀氏 阪神JF、新潟2歳S2着)
            スルーレート(馬主キャロットF フラワーC2着)
            
 01年産(現5歳) ハイアーゲーム(馬主臼田浩義氏 青葉賞、ダービー3着、ラジオたんぱ杯3着)
            
 00年産(現6歳) 特になし。

 99年産(現7歳) 特になし。

 冠名メジロのメジロ牧場、メジロ商事や冠名ショウナンの国本哲秀氏の主戦厩舎。管理馬の多くがメジロとショウナンの馬で占められます。馬主の運気や勢いに厩舎の浮沈が左右されやすい厩舎と言えます。

 数が少ないだけに、臼田浩義氏の馬の方が率で言えばいいかもしれません。上のハイアーゲーム以外に、POG期間外の活躍馬になりますが、モノポール、ファイトクラブ、古くはサイレントハンター、ゴーステディがいます。
 今年はプロミスフェアー(スペシャルウィーク×ポニーガール)がすでに馬名登録されていますが、果たしてどうでしょうか。

 その他の注目馬は
 
 エーシントゥルボロー(Broad Brush×テネシーガール 馬主平井宏承氏)

 この馬は○外になります。

 ショウナンアローネ(ダンスインザダーク×ショウナンハピネス 馬主国本哲秀氏)

 期待の大きかったショウナンアルスの妹(4分の3同血)。

|

POG分析有力調教師編②

 栗東 瀬戸口勉厩舎

 ここ5年のPOG期間中の活躍馬。

 03年産(現3歳) メイショウサムソン(馬主松本好雄氏 ダービー、皐月賞、スプリングS)
            マルカシェンク(馬主河長産業 デイリー杯2歳S、京都2歳S)
            エイシンアモーレ(馬主平井豊光氏 フェニックス賞、フィリーズレビュー3着)
            ウインレジェンド(馬主ウイン 葵S)
            イースター(馬主吉田勝己氏 さざんかS、京王杯2歳S2着)

 02年産(現4歳) ラインクラフト(馬主大澤繁昌氏 桜花賞、NHKマイルC、フィリーズレビュー、ファンタジーS、阪神JF3着)
            マルカジーク(共同通信杯3着、シンザン記念3着)
            エイシンヴァイデン(馬主平井豊光氏 野路菊賞、フェニックス賞)
            
 01年産(現5歳) 特になし。

 00年産(現6歳) ネオユニバース(馬主社台RH ダービー、皐月賞、スプリングS、きさらぎ賞)

 99年産(現7歳) サニングデール(馬主後藤繁樹氏 橘S)

 5年中3年でGⅠ級の超大物を出すなど、大物率がかなり高い厩舎です。冠名マルカで始まる河長産業の主戦厩舎ですが、特に馬主で大きな偏りは見られません。
 それにしても活躍馬のほとんどが、すでに解散した北橋厩舎と、来年定年を迎える瀬戸口厩舎に集中している河長産業は、来年からどこの厩舎に預けるつもりでしょうか。ちょっと心配になります。

 特徴としては、ラインクラフト、メイショウサムソンと2年続けて、サンデー系以外のGⅠ馬を出しているように、地味目の血統の馬でも走らせることができる厩舎ということでしょうか。血統は地味でも、素晴らしい馬体を持った馬が瀬戸口厩舎に入る場合は、さほど血統を気にする必要はないかもしれませんね。

 瀬戸口師が来年定年を迎えるので、花道を飾ってもらうためにいい馬が集まっていると観るか、どうせ来年解散する厩舎なら、素質馬は預けないでおこうという馬主心理が働くか微妙なところで、扱いが難しいです。人情派の馬主がいいかもしれませんね。

 エイシンイッパツ(メイショウドトウ×メモラブルグリーン 馬主平井豊光氏)

 地味な父で瀬戸口厩舎最後の一発を期待。

 栗東 角居勝彦厩舎

 ここ5年のPOG期間中の活躍馬。

 03年産(現3歳) フラムドパシオン(馬主サンデーR ヒヤシンスS)
            フレンドシップ(馬主吉田照哉氏 伏竜S、兵庫CS2着)
    
 02年産(現4歳) シーザリオ(馬主キャロットF オークス、フラワーC、桜花賞2着)
            ディアデラノビア(馬主キャロットF フローラS、オークス3着)
            カネヒキリ(馬主金子真人HD 端午S)
            エキゾーストノート(馬主キャロットF ホープフルS)
 
 01年産(現5歳) 特になし。

 00年産(現6歳) ブルーイレヴン(馬主金子真人HD 東スポ杯2歳S、デイリー杯2歳S2着)

 99年産(現7歳) 特になし。

 今年開業6年と、若手といえる厩舎ですが、すでに、カネヒキリ、シーザリオなど、数多くのGⅠ馬を手掛け、早くも名門厩舎の仲間入りを果たしています。

 01年産(現5歳)のPOG期間活躍馬は、特になし、とさせていただきましたが、デルタブルース、ハットトリック、ポップロック、インセティブガイなどのGⅠ勝ち馬、活躍馬を管理しており、管理馬のレベル自体は高かったことを示しています。

 ここ2年で言えば、カネヒキリなどダートでの活躍馬が目立ち、もしかするとダート馬の調教が巧い?という可能性があります。POGでダートでの活躍馬を狙って獲る人は少ないと思うので、盲点になるようなら、ダート血統の馬を狙ってみるのもいいかもしれません。

 シーザリオ、ハットトリック、ディアデラノビアなどキャロットFの所有馬の中で、最も結果を出している厩舎なので、キャロットFの所有馬のなかでは、いい馬を優先的に管理できるという可能性があります。

 池江泰郎、松田国英厩舎に次いで、金子真人HDの準主戦厩舎でもあります。

 クルサード(ダンスインザダーク×ポトリザリス 馬主キャロットF)

 ディアデラノビアの弟(4分の3同血)です。どの雑誌、POG本でも高評価。馬体は上々に見えます。ドラフトでは上位指名で消えることが確実視されます。

 マヒオレ(アドマイヤべガ×ライフアウトゼア 馬主金子真人HD)

 カネヒキリの弟(カネヒキリの父は、父サンデーのフジキセキなので4分の3同血)。馬主は兄と同じ金子真人氏。
 馬体は悪くないが、兄は芝はからっきしダメだったダート馬、父は産駒が活躍している割に地味な印象のアドマイヤべガと、活躍馬の下の割には人気にならないかもしれない。上位指名馬を獲り損ねたときのために下位で指名しておく作戦はあり。

 

 栗東 橋田満厩舎

 ここ5年のPOG期間中の活躍馬。

 03年産(現3歳) アドマイヤメイン(馬主近藤利一氏 青葉賞、毎日杯、ダービー2着)
            
 02年産(現4歳) アドマイヤフジ(馬主近藤利一氏 若葉S、京都新聞杯3着、きさらぎ賞3着)
            
 01年産(現5歳) アドマイヤビッグ(馬主近藤利一氏 東スポ杯2歳S)
            アドマイヤホープ(馬主近藤利一氏 全日本2歳優駿、北海道2歳優駿、兵庫JG2着)
            スズカマンボ(馬主永井啓弐氏 萩S、京都新聞杯2着)

 00年産(現6歳) スズカドリーム(馬主永井啓弐氏 京成杯、毎日杯3着)
            アドマイヤグルーヴ(馬主近藤利一氏 若葉S、桜花賞3着)

 99年産(現7歳) アドマイヤマックス(馬主近藤利一氏 東スポ杯2歳S、ラジオたんぱ杯3着)

 ご存知、アドマイヤの冠名で知られる近藤利一氏の主戦厩舎。管理馬のほとんど全てが、近藤利一氏と冠名スズカの永井啓弐氏と冠名トーワの斎藤すゞ氏の持ち馬。率としては、近藤氏と永井氏の持ち馬が半分づつくらいで、斎藤氏が毎年1、2頭といったところ。ちなみに斎藤氏は、橋田厩舎の他には佐山優厩舎以外にはめったに預けない馬主です。

 これだけの有力厩舎にしては、かなり極端な傾向と言えるのではないでしょうか。ここ5年でクラブ所有馬を1頭も預かっていないという事実も特筆ものです。もしかして、橋田氏は人付き合いが苦手?いやいや、少数の馬主と二人三脚で歩んで行きたいということなのでしょう。

 上記3人の馬主以外に、今年は珍しく馬主エーティーの馬が入ります。よほどいい馬だから、橋田師が管理することになったと観るか、あるいは・・・。

 クラシックボーイ(サッカーボーイ×タイウエスト 馬主エーティー)

 生産者がメイタイ牧場で、上記3馬主の次に管理実績のある馬主が名鯛興行なので、すでに管理することは決まっていたが、何らかの事情で馬主が変更になったというのは十分考えられることです。

 普通に考えて、アドマイヤの馬の中から評判馬を選ぶのが定石。あえてスズカを選んでもいいのですけど、毎年、当たりが含まれているかは分かりません。

 私の注目馬は、馬主編でもとりあげたアドマイヤデューク(アドマイヤコジーン×ベリーローズ)。アドマイヤの馬で、すでに馬名登録された中では、唯一のノーザンファーム生産馬です。

 栗東 松田博資厩舎

 ここ5年のPOG期間中の活躍馬。

 03年産(現3歳) アドマイヤムーン(馬主近藤利一氏 弥生賞、共同通信杯、札幌2歳S、ラジオたんぱ杯2着)
             ドリームパスポート(馬主ジョイ・RH きさらぎ賞、皐月賞2着、ダービー3着、スプリングS3着)
             アドマイヤキッス(馬主近藤利一氏 チューリップ賞、桜花賞2着)
             サンヴィクトワール(馬主サンデーR エルフィンS)
             
 02年産(現4歳) アドマイヤジャパン(馬主近藤利一氏 京成杯、弥生賞2着、皐月賞3着、ラジオたんぱ杯3着)
            アドマイヤメガミ(馬主近藤利一氏 チューリップ賞2着)

 01年産(現5歳) ドルチェリモーネ(馬主キャロットF 忘れな草賞)

 00年産(現6歳) 特になし。

 99年産(現7歳) アドマイヤドン(馬主近藤利一氏 朝日杯FS)
            
 橋田厩舎と並ぶアドマイヤの主戦厩舎。しかし、橋田厩舎と違って、管理馬がアドマイヤだけに偏っているわけではなく、他の多くの馬主の馬を管理しています。近藤利一氏の馬の管理実績が98年産、現8歳世代からなので、主戦扱いになったのはごく最近のことです。
 現3歳世代までに冠名アドマイヤの馬で松田博資厩舎に預けられた馬(後に地方競馬に転厩した馬は除く)は、たったの13頭(!)、POG期間に限らなければ、内10頭が勝ち上がっています。しかも、未勝利馬3頭のうち、1頭は未出走のまま繁殖入り。1頭は現3歳で、未デビュー。残った1頭は現3歳で、未勝利戦で2度入着しており、勝ち上がることは十分可能と、実質的に走らなかった馬はいないと言ってよく、ハズレがないことに関してはかなりの高確率です。
              
 今年は、やはり

 アドマイヤオーラ(アグネスタキオン×ビワハイジ)

 ですね。どの雑誌、POG本でも評価が高く、写真で見る限り、素晴らしい馬体。上のデータは、さらに心強い。

 近藤利一氏以外では、冠名タガノの八木良司氏も主戦厩舎にしていると思われるので、これぞ、という馬がいたら、獲ってもいいかもしれませんね。

 あとは馬主編でもとりあげた、

 パッションレッド(アグネスタキオン×レッドチリペッパー 馬主社台RH)。

 それほど、活躍馬の馬主が偏っているという印象はなく、近藤氏、八木氏以外の馬主でも、馬が良ければ獲って良いかと思われます。

|

POG分析有力調教師編①

 まだまだ、馬主編を続けてもいいのですが、これまでにあげてきた6大馬主は別格としても、よほどの大馬主でも、毎年活躍馬を輩出するのは難しいことですし、また、取り上げてもあまり興味を引かないかもしれませんので、このあたりでやめておきます。

 今回は、有力調教師編をお送りします。

 美浦 藤沢和雄厩舎

 ここ5年のPOG期間中活躍馬。

 03年産(現3歳) ジャリスコライト(馬主吉田和美氏 京成杯、朝日杯FS3着、いちょうS )

 02年産(現4歳) キングストレイル(馬主サンデーR 京王杯SC2着)

 01年産(現5歳) ダンスインザムード(社台RH 桜花賞、フラワーC)
            シェルゲーム(馬主渡邊隆氏 毎日杯2着、青葉賞3着)
            ピサノクウカイ(馬主市川義美氏 プリンシパルS)

 00年産(現6歳) ゼンノロブロイ(馬主大迫久美子氏 青葉賞、ダービー2着)
            スズノマーチ(馬主小紫芳夫氏 弥生賞2着)

 99年産(現7歳) シンボリクリスエス(馬主シンボリ牧場 青葉賞、ダービー2着)
            シャイニンルビー(馬主市川義美氏 クイーンS、桜花賞3着)
            マチカネアカツキ(馬主細川益男氏 コスモス賞、東スポ杯2着、ラジオたんぱ杯2着、ダービー3着)
            サスガ(馬主市川義美氏 すみれS)

 さすがにPOG人気厩舎だけあって、活躍馬の数は多いです。99年産(現7歳)から3年がスゴ過ぎたため、ここ2年は物足りなく感じますが、今年(04年産)はどうでしょうか。

 思ったより傾向はハッキリしませんね。ノーザンF、社台Fの生産馬が多いのは、藤沢厩舎だけでなく、全体的な傾向として言えることです。

 あえて言えば馬主サウスニアには注意を払った方がいいかもしれません。98年産から預かって、活躍馬はこれといっていません。今年(04年産)は、タニノギムレットの全弟であるタニノクリスタルの04(父ブライアンズタイム)がいますが、果たしてどうでしょうか。馬体は非常によく見えるのですが、母の産駒では初めて、谷水雄三氏が手放した馬というのが気になります。兄を担当した松田国英師が担当しないのは、サウスニアと松田師との間に管理実績が全くないので、当然といえば当然。

 栗東 池江泰郎厩舎

 ここ5年のPOG期間中活躍馬。

 03年産(現3歳) ナイアガラ(馬主金子真人HD すみれS)
            ブロンコーネ(馬主飯田正氏 フローラS2着)
            マチカネタマカズラ(馬主細川益男氏 クイーンS3着)

 02年産(現4歳) ディープインパクト(馬主金子真人HD 三冠馬)
            ジェダイト(馬主サンデーR 忘れな草賞)
            
 01年産(現5歳) ブラックタイド(馬主金子真人HD スプリングS 若駒S きさらぎ賞2着)
            グレイトジャーニー(馬主ノースヒルズM シンザン記念、デイリー杯2歳S2着)
            
 00年産(現6歳) サイレントディール(馬主金子真人HD シンザン記念、きさらぎ賞2着)

 99年産(現7歳) ノーリーズン(馬主前田晋二氏 皐月賞、)
            ゴールドアリュール(馬主社台RH 端午S)
            チャペルコンサート(馬主サンデーR オークス2着、エルフィンS、チューリップ賞3着)

 POGでは常に人気の厩舎ですが、すばらしい成績です。

 傾向としては、ここ4年の稼ぎ頭は常に金子真人HDの所有馬。
 今年の金子真人HDの所有馬は、すでに馬名登録されている馬では、ディープの半弟ニュービギニング(アグネスタキオン×ウインドインハーヘア)とロケラニ(フレンチデュピティ×ワイルドフラワー)がいます。当たりの確率は2分の1!(?)人気はニュービギニングに集中しそうですが、ロケラニを獲った方が走った時に、自慢になりそうです。両方獲れば当たりは確実!?

 栗東 松田国英厩舎

 ここ5年のPOG期間中活躍馬。

 03年産(現3歳) フサイチリシャール(馬主関口房朗氏 朝日杯FS、東スポ杯2歳S、共同通信杯2着、スプリングS2着)
            シェルズレイ(馬主金子真人HD チューリップ賞2着)

 02年産(現4歳) ライラプス(馬主サンデーR クイーンC、スイートピーS、デイリー杯2歳S2着)
            レースパイロット(馬主サンデーR フローラS2着)

 01年産(現5歳) キングカメハメハ(馬主金子真人氏 ダービー、NHKマイルC、毎日杯、すみれS、京成杯3着)
            ダイワエルシエーロ(馬主大城敬三氏 オークス、クイーンC)
            ブラックコンドル(馬主社台RH 中京2歳S)

 00年産(現6歳) 特になし(重賞3着以上もしくはOP勝ち)

 99年産(現7歳) タニノギムレット(馬主谷水雄三氏 ダービー、スプリングS、アーリントンC、シンザン記念、皐月賞3着、NHKマイルC3着)

 00年産(現5歳)は特に活躍馬と言える馬はいませんでしたが、その他の年では素晴らしい成績。5年中3年で、GⅠ馬を管理するなど超大物も期待できます。馬主の傾向では、とくに大きな偏りはなさそうですが、池江泰郎厩舎とともに金子真人HDの主戦厩舎を担っています。
 今年はアステリオン(フレンチデュピティ×フサイチエアデール 馬主サンデーR)、クイーンカアフマヌ(King's Best×アルアメント 馬主金子真人HD )、エンプレスティアラ(クロフネ×ゴールドティアラ 馬主吉田和子氏)、ウイングショット(タニノギムレット×ウイングドハート 馬主サンデーR)、ジャングルバード(ジャングルポケット×マンフィス 馬主サンデーR)、ダイワスカーレット(アグネスタキオン×スカーレットブーケ 馬主大城敬三氏)、ブルールエミール(フレンチデュピティ×ブルーアベニュー 馬主サンデーR)など注目馬、評判馬が目白押し。
 現時点で、クイーンカアフマヌは金子真人HDからの唯一の管理馬。ジャングルバードはキングカメハメハの弟。ウイングショットは厩舎ゆかりのタニノギムレット産駒唯一の管理馬。ブルールミエールはクロフネの全弟です。

 ブレイクしてくださいと言わんばかりのラインナップですね。

 美浦 小島太厩舎

 ここ5年のPOG期間中活躍馬。

 03年産(現3歳) アドマイヤカリブ(馬主 近藤利一氏 クロッカスS 函館2歳S3着)
            レッドスプレンダー(馬主キャロットF ファルコンS3着)
 
 02年産(現4歳) ストーミーカフェ(馬主西川恭子氏 共同通信杯、札幌2歳S、朝日杯FS2着)
            アンブロワーズ(馬主サンデーR 函館2歳S 阪神JF2着)
            パリブレスト(馬主吉田勝己氏 クロッカスS)

 01年産(現5歳) メイショウムネノリ(馬主 松本好雄氏 兵庫CS、伏竜S)

 00年産(現6歳) サクラプレジデント(馬主さくらコマース 札幌2歳S、皐月賞2着、朝日杯FS2着、スプリング2着)

 99年産(現7歳) タイガーカフェ(馬主西川光一氏 ホープルS、皐月賞2着、弥生賞3着)
            メジャーカフェ(馬主西川光一氏 NZT3着)
            ブルーリッジリバー(馬主小林薫氏 フェアリーS2着)

 冠名サクラとカフェの主戦厩舎ですが、それほど活躍馬の偏りは感じられません。馬主よりも馬重視で。
 
 今年は、管理馬にやたらとマンハッタンカフェ産駒が多いのが特徴。小島師が調教師に転身て2頭目のGⅠ馬(1頭目はイーグルカフェ NHKマイルC)で、手がけた馬の産駒がデビューするのは小島師にとって初めてではないでしょうか。2世の活躍馬はなんとしてでも自厩舎から出したいと考えて、意識的に集めたとしても無理はありません。
 しかし、今年が初年度産駒であり、種牡馬としての実績がない馬に厩舎の命運を賭けたことが吉とでるか凶とでるかは神のみぞ知る。いくら外見が父サンデーに似ているからといっても、産駒成績まで似るとは限りません。ましてや、マンハッタンカフェの競走馬としての実績は、種牡馬として不利と言われるステイヤーのもの。失敗の可能性も視野に入れておいたほうがいいと思うのですが・・・。まあ、天下の社台ファームのバックアップがありますから、杞憂に終わる可能性も否定しきれませんけどね。

 マンハッタンカフェ産駒の馬体写真をざっと見渡したところ、馬っぷりが非常にいい馬が多いです。小島太厩舎のなかで特にあげておきたい馬はメイショウサチカゼの04。素晴らしい筋肉をしています。馬主は、今年、皐月賞、ダービーの2冠を制しているメイショウサムソンの馬主でもある松本好雄氏で、馬主としての勢いもあります。

 長くなったので、つづきは後で載せます。

|

POG分析マイネル・コスモ軍団編

 POGシリーズも今回で5本目。ずいぶんと長大なシリーズになってしましました。おいおい、いつ終わるんだよ。もう、ドラフト終わっちゃったぞという方も多いかもしれませんね。まだ、雑誌等のPOGでは受けつけているところもあると思うので、そちらの参考にでもしてください。

 今回はマイネル・コスモ軍団で知られる岡田繁幸氏のビッグレッドファーム編です。

 ちなみにビッグレッドとは、アメリカ史上最強馬の1頭で、伝説的名馬マンノウォーの愛称。雄大な馬体と栗毛の毛色から、このように呼ばれたのでしょう。競争成績は21戦20勝。公称100馬身の大差で勝ったこともあります。
 
 もうひとつちなみに、マイネル・マイネの冠名でしられる共同馬主クラブのサラブレッドクラブ・ラフィアンの「ラフィアン」とは、これまたアメリカ史上最強牝馬で、悲劇の死をとげた伝説的名馬ラフィアンから名づけたものと思われます。何かの雑誌で読んだのですが、たしか馬のラフィアンと岡田氏の間には何かゆかりがあったはず。
 ラフィアンは、11戦10勝。唯一の負けが、ケンタッキーダービー馬とのマッチレースで、レース中にラフィアンは骨折し、競争中止したもの。手術が行われましたが、結果的には安楽死処分とならざるを得ませんでした。ラフィアンはほとんどのレースで大差勝ち、レコードタイムも数多く生み出した、まさにドラマチックホースといっていいでしょう。

 両方とも岡田繁幸氏の馬作りの理想が示された命名だと思います。

 なお、コスモの冠名の馬はこれまでは、岡田繁幸氏の妻・美佐子氏の所有馬でしたが、現在では、コスモバルクなど地方所属馬を除く現役馬はビッグレッドファームに馬主名義が変更されており、現2歳世代のコスモ冠名馬もビッグレッドファームになっています。ラフィアンの社長も交代しており、現社長は岡田繁幸氏の御子息岡田紘和氏。

 近5年のPOG期間中の活躍馬をあげてみます。

 03年産(現3歳) マイネルスケルツィ(稲葉厩舎 NZT)
            マイネルアラバンサ(佐々木晶三厩舎 青葉賞2着、毎日杯3着)
            マイネルポライト(西浦厩舎 京都新聞杯3着)
            コスモミール(根本厩舎 マリーゴールド賞、ダリア賞)

 02年産(現4歳) マイネルレコルト(堀井厩舎 朝日杯JF)
            マイネルハーティー(中村均厩舎 NZT)
            コスモオースティン(高橋裕厩舎 毎日杯2着 京成杯3着)
            コスモフォーチュン(宮厩舎 小倉2歳S3着)
            コスモヴァレンチ(加用厩舎 小倉2歳S)

 01年産(現5歳) マイネルブルック(田村康仁厩舎 きさらぎ賞)
            マイネルデュプレ(畠山吉宏厩舎 共同通信杯)
            マイネルマクロス(中村均厩舎 芙蓉S、京成杯2着、毎日杯3着)
            マイネルゼスト(高橋裕厩舎 ジュニアC)
            マイネルベナード(坪厩舎 若草S)
            コスモバルク(田部厩舎 弥生賞、ラジオたんぱ杯、皐月賞2着)
            コスモサンビーム(佐々木晶三厩舎 朝日FS)
            
 この年はマイネル・コスモ軍団の大当たり年でした。

 00年産(現6歳) マイネルモルゲン(堀井厩舎 ベンジャミンS、NHKマイルC3着)
            マイネサマンサ(中村均厩舎 忘れな草賞)
            マイネルソロモン(国枝厩舎 プリンシパルS)
            マイネヌーヴェル(稲葉厩舎 フラワーC)
            コスモインペリアル(清水厩舎 弥生賞3着 京成杯3着)

 99年産(現7歳) マイネミモーゼ(堀井厩舎 フローラS2着)
            マイネルアンブル(中村均厩舎 京都新聞杯3着)
            マイネルジェム(高橋裕 新潟2歳S3着)

 ふうっ、疲れた・・・。さすがに多いですね。これだけ活躍馬が多いと傾向をつかみづらく感じるかもしれませんが、思ったよりはっきりしています。
 
 1.生産牧場は、関係なし。これまで、社台系のクラブ馬主や社台系牧場と関係の深い馬主ばかりを取り上げてきましたら、必然的にノーザンファームや社台ファームの生産馬であることが活躍馬の条件になってきましたが、ここでは関係ありません。
 日高の中小牧場(と思われる)やビッグレッドファームの自家生産馬が多いです。

 2.コスモ冠名よりラフィアン所有馬。コスモバルクやコスモサンビームの活躍の影響で、コスモの方が狙いと考えている人が多いかもしれませんが、上を見ていただければ分かるように、マイネル・マイネの方が活躍馬の数でいえば多く走っています。だいたいラフィアン所有馬の方がビッグレッドファーム所有馬の倍ぐらいいるということもありますが。超大物狙いなら、佐々木晶三厩舎か地方馬のコスモ方がいいということはあるかも。

 3.POGで人気の超有名厩舎には活躍馬がいない。上の通りです。誰が見ても分かる有力厩舎は佐々木晶三厩舎ぐらいだと思います。近年、評価がうなぎ昇りの厩舎だけに、今後はよほどいい馬でないと管理してもらえなくなる可能性もあります。そういう意味では狙い目かもしれません。

 4.安定性で選ぶなら、中村均厩舎。上を見てもらえば分かるとおりです。毎年のように活躍馬を出しています。現3歳は目立った活躍馬がいませんが、それでもOP2着があり、すでに2勝をあげているマイネルファーマがいます。中村厩舎に続く有力厩舎は、堀井、稲葉、高橋裕の3厩舎だと思われます。

 これだけ傾向がはっきりしてるのですが、いざマイネル・コスモ軍団のなかで注目馬をあげてみるとなると、とたんに困ってしまいます。正直言って、まるで分からん!実は密かに狙っていた馬がいたのですが、その馬、今までマイネル軍団の馬で実績がまるでない厩舎に入ることになっていることに気がついたのです。中村、堀井、稲葉厩舎のどれかだったら言うことなしだったのに・・・。実績がないと言っても、初めて預かる厩舎だったり、開業間もない厩舎だったらまだ良かったんですが。

 とりあえず、先にあげた4厩舎のなかに「当たり」が含まれていると思われますが、そのなかのどれが走るのかとなると、全然、決め手がありません。去年、雑誌等で注目馬として取り上げられていた、マイネルバシリコスが1勝しかできず、全くノーマークだった馬が走っていたりとなかなか難しいです。

 とりあえず、必ず活躍してくれるであろう馬を1頭だけあげておきます。

 インパーフェクト(ナリタトップロード×ブルールミナール) 道営 田部厩舎

 これまで書いてきたこととまるで違う馬になってしまいました(笑)。道営田部和則厩舎から、外厩制度を使い、第2のコスモバルクとして中央競馬に殴りこみをする予定。すでに行われた道営競馬の新馬戦を後続に2秒7という大差をつけて勝った馬で、早逝したナリタトップロードの代表産駒として大活躍して、父の後継種牡馬になってもらいたいと思っています。
 地方馬(カク地)となるので岡田美佐子氏の所有馬。厳密には、マイネル・コスモ軍団ではありませんが。

|

POG分析サンデーR・社台RH編

 今回は、クラブ馬主編です。

 まずはサンデーレーシングから。

 ここ5年の活躍馬を書き連ねてもいいのですが、数限りなくなるので止めておきます。傾向としては、基本的にリーディング上位の厩舎か2、3歳戦で実績のある厩舎を選ぶに越したことはないです。当たり前ですが。 特に顕著な傾向としては、なぜかGⅠを勝てないということですかね。前哨戦を快勝し、本番でも人気になる馬がかなりいるのですが、何故か勝てない。不思議な傾向と言えます。まあ、ここ2、3年はラインナップも充実してきているので、04年産馬からGⅠ馬が出てきても不思議はないですが。所有馬の生産牧場は、基本的にノーザンファームや白老ファームなど社台ファーム以外の社台グループの生産馬なので生産牧場を気にする必要はありません。

 気になる馬を何頭かあげておきます。

1.アステリオン(フレンチデュピティ×フサイチエアデール) 栗東 松田国英厩舎
  
 どのPOG本でも高評価。『サラブレ』では、「女版ディープインパクト」と絶賛。ライラプスの全妹、フサイチリシャールの半妹(4分の3同血)で、牧場での評価は兄より上らしい。ほぼ確実に走る馬だろう。牝馬でも人気必至だが、ドラフト1位が牡馬に集中するようなら、この馬を1位にして確実に獲るという戦略は有効。

 2.エノク(クロフネ×カーリーエンジェル) 栗東 音無厩舎

 ムキムキの筋肉。馬体のバランスもよい。

 3.ケープポルト(クロフネ×ケープリズバーン) 栗東 池江泰郎厩舎

 馬体のバランスが良さそうに見える。池江厩舎なのである程度の人気にはなりそうだ。

 4.ビンチェロ(ダンスインザダーク×ツインクルブライド) 栗東 橋口厩舎

 馬体のバランスが良く見えます。

 5.ブルーミエール(フレンチデュピティ) 栗東 松田国英厩舎

 クロフネの全弟。過去2年のクロフネの全弟、全妹、を見ると指名に躊躇しそうだが、すでに抹消されているが、この馬の全兄ラパルースベイは未勝利戦を圧勝し、素質の片鱗をのぞかせていた。全姉マリンブルーは6戦未勝利。その姉よりは馬体はよほど良く見える。ダート向きに出る可能性も高く、そこが指名のネックになりそう。

 6.マンハッタンナイト(マンハッタンカフェ×タイニーナイトラヴ) 美浦 萩原厩舎

 話題のマンハッタンカフェ産駒。馬体はかなりよく見えます。調教師は03年産馬は、インテレット(毎日杯2着)、マッチレスバロー(共同通信杯3着)を手がけた。

 社台レースホース

 超大物を狙うなら、同じ社台系列の社台レースホースの方がいいかもしれませんね。

 ここ5年だけでも活躍馬は無数にいますが、そのなかでPOG期間中にGⅠ馬を勝った馬は、01年産(現5歳)ダンスインザムード(桜花賞)、00年産(現6歳)ネオユニバース(皐月賞、ダービー)、99年産(現7歳)テレグノシス(NHKマイルC)がいて、もっと前には、バブルガムフェロー、ジェニュインも所有馬でした。

 POG期間中の活躍馬はそれこそ無数にいますが、なにしろ母数が多い。数多い所有馬の中からいかに活躍馬をみつけるかがクラブ所有馬攻略の鍵となります。

 社台ファームの生産馬が最も多く、ついでノーザンファームを除く社台の系列牧場の生産馬が多いです。まれに他牧場の生産馬もいます。

 活躍馬の厩舎の傾向は、うーん、はっきりしませんねえ。厩舎の実力以上に活躍馬が偏っているという印象はないです。とりあえず、よほどマズイと思う厩舎の馬は避けるとしても、これといって有効な対策が思い浮かびません。

 長浜厩舎は02年産シックセンス(皐月賞2着、ダービー3着)、03年産ファイングレイン(NHKマイルC2着、NZT2着)と2年連続で活躍馬を出しています。
 
1.スタンドアチャンス(クロフネ×スタンドオンエンド) 栗東 長浜厩舎

 同父のフラムドパシオンに馬体が似ている気がする。

2.パッションレッド(アグネスタキオン×レッドチリペッパー) 栗東 松田博資厩舎

 好みの馬体。素質を感じる。

3.ビターオレンジ(ジャングルポケット×オレンジピール) 美浦 萩原厩舎

 期待の新種牡馬ジャングルポケットに母父サンデーで異系交配馬。

 社台レースホースの所有馬に関しては、あまり自信はありません。というか多すぎてわからん・・・。サンデーレーシングも多いことは多いのですが、注目馬は、はっきりしているように思います。

|

POG分析フサイチ軍団編

 近藤氏、金子氏、ときたからには関口房朗氏を取り上げないわけにはいかないでしょう。今さらですけど、日本一有名かつキャラの立つ馬主さんはこの方でしょう。

 先に上げた2氏と同様に近5年の活躍馬をあげてもいいのですが、あまり有益ではなさそうなのでやめておきます。

 フサイチリシャール(朝日杯FS、共同通信杯2着)、フサイチジャンク(皐月賞3着、若葉S)、フサイチパンドラ(オークス2着、フラワーC2着)など、今年は所有馬が大活躍しましたが、フサイチエアデールとかフサイチコンコルドのような昔の活躍馬はおいといて、ここ数年で、所有馬が2、3歳戦で活躍している言えるのは、03年産、つまり今年(06年)だけ。今年以外では、現5歳のフサイチホクトセイ(京王杯2歳S3着)が目立つくらい。

 ここ数年は馬主としてのヤル気が乏しかったようで(本業が忙しかった?)、所有馬の数自体が、現7歳が6頭、現6歳が2頭、現5歳が9頭とあまり多くありませんでした。現4歳は18頭と数が増えて、POG期間には間に合いませんでしたが、フサイチアウステル(セントライト記念2着)を出しています。大活躍した現3歳世代では16頭を所有。高額馬も数多く含まれまています。
 フサイチ軍団公式サイト、フサイチネット(http://www.fusaichi.net/index.php)によると、今年の2歳馬は15頭。馬主としてのヤル気が頭数に比例するとすれば、今年(現2歳)もなかなか期待できるのではないでしょうか。エアグルーヴの04など、超高額馬も結構いるようですしね。

 大活躍した現3歳を参考にすれば、松田国英、白井、池江泰寿師の3厩舎が主力と考えて良いでしょう。最近では、池江泰寿師がお気に入りのようで、やはり、エアグルーヴの04は注目馬です。森師はフサイチダイナソー、フサイチギガダイヤの2頭を担当しましたが、結果的に期待はずれ、今年(現2歳)はどうでしょうか?
 開業したばかりの池江泰寿師にセレクトセール3億3000万円のフサイチジャンクを任せたように、若手にチャンスを与えるということも十分考えられますので、所有馬が若手調教師に預けられた場合には、穴で狙ってみるのも面白いのではないでしょうか。すでに馬名登録された馬では、フサイチオフトラ(ブラックホーク×ダンシングサンデー)が開業4年目の大久保龍志師、フサイチジャスパー(アドマイヤべガ×ダンシングアウンティー)が開業6年目の戸田博文師(キストゥヘヴンで桜花賞勝ち)に預けられることが決まっています。フサイチジャスパーは『黒本』(流星社)の写真で馬体を見た限りでは、なかなかいい馬だと思います。オススメできます。ただ、某掲示板によると一頓挫あったもようで、獲ろうと思っていた方はご注意を。

  やはり、エアグルーヴの04(父ダンスインザダーク 池江泰寿師厩舎)の話題を避けて通るわけには行きませんね。ちょっと話は脱線しますが、エアグルーヴにダンスインザダークが配されたように、現2歳世代のダンスインザダーク産駒の母馬のレベルは、これまでになかったほど高いといって良く、おそらく今後も、これを上回ることはないでしょう。原因は言うまでもなくサンデーサイレンスの死亡。04年生まれということは、配合が行われたのは03年ということ。当時の状況は、サンデーサイレンスの最有力後継種牡馬がまだはっきりせず、アグネスタキオン、スペシャルウィークはまだ産駒デビュー前で実績がなく、フジキセキではパンチ力不足、実績的にもっとも優れていたのはダンスインザダークでした。そこで、本来サンデーとの配合を予定しいた繁殖牝馬の多くがダンスに回ってきた、というわけでしょう。
 で、そのダンス産駒ですが、ザッツザプレンティ、ダイタクバートラム、ファストタテヤマなど、2~3歳春までのPOG期間中から活躍してくれる馬もいるのですが、そんな馬でも本当の本格化は3歳秋以降だったり、POG期間中に仕上がらなかったり、不器用で小回り苦手な馬が多かったりと、言ってみればPOGファン泣かせなところがあった種牡馬なのですが、今年(現2歳)に限っては、そういう考えを改める必要があるかもしれませんね。繁殖牝馬のレベルが大きく上がっている以上、2歳戦からダンス産駒が大活躍という可能性も考えておいた方がいいでしょう。タキオン、スペシャル産駒よりもダンス産駒を優先して獲るというのも有効な戦略だと思います。

 話が大きく脱線しましたが、エアグルーヴの04を写真で見た限り、非常にいい馬体だと思います。誌面で見る限り、評判も上々のようですが、このクラスの評判馬だと、良く書かれて当たり前、よほどの悪い材料がないかぎり悪くは書かれないはずで、どんなに絶賛されていても、とりあえず順調に来ているんだなー、ぐらいに考えていた方が良いかもしれませんね。
 今年もエアグルーヴの仔の人気は必至。獲りに行くなら1位指名で。さっき書いたことと矛盾するようだが、ダンス産駒だから、あえて嫌うという手もあるにはある。

 その他では、フサイチホウオー(ジャングルポケット×アドマイヤサンデー)に注目。今年が初年度産駒デビューとなるジャングルポケット産駒で、松田国英厩舎に入厩予定。前に、ジャングルポケットとサンデー牝馬は相性が良さそうと書いたので、その走りには注目しています。

 追記 今週のレース予想は安田記念のみです。3歳ダート重賞のユニコーンSは、私が、3歳ダート戦ノーマークだったのと、前走芝レース組が多く登録してきているため、予想がつかないので、今のところ、やらないつもりです。たぶん土曜日に掲載します。

|

POG分析金子真人HD編

 おつぎは、金子真人氏の所有馬から。
 ディープインパクトの馬主として今やすっかりおなじみですね。
 馬主名義は、現在、正式には金子真人ホールディングスとなっています。

 近5年のPOG期間中の活躍馬をあげてみると、

 03年産(現3歳) シェルズレイ(松田国英厩舎 チューリップ賞2着)
            ナイアガラ(池江泰郎厩舎 すみれS)

 キングカメハメハやディープインパクトが活躍した前2年と比べると物足りなく映るのでしょうが、それでもしっかり活躍馬を出しています。

 02年産(現4歳) ディープインパクト(池江泰郎厩舎 三冠馬)
            カネヒキリ(角居厩舎 端午S)
            スムースバリトン(国枝厩舎 東スポ杯2歳S)
            モンローブロンド(ファンタジーS2着)

 説明は不用ですね(笑)。馬主金子真人氏の当たり年でした。
            
 01年産(現5歳) キングカメハメハ(松田国英厩舎 ダービー、NHKマイルC、)
            ブラックタイド(池江泰郎厩舎 スプリングS、きさらぎ賞2着)
            ホオキパウェーブ(二ノ宮敬宇厩舎 青葉賞2着)
            カリプソパンチ(安田隆行厩舎 アーリントンC2着、さざんかS)

 この年も、当たり年ですね。

 00年産(現6歳) ユートピア(橋口厩舎 全日本2歳優駿 毎日杯2着)
            サイレントディール(池江泰郎厩舎 シンザン記念 きさらぎ賞2着)
            ブルーイレヴン(角居厩舎 東スポ杯2歳S デイリー杯2歳S)
            エコルプレイス(松田国英厩舎 アーリントンC2着、バイオレットS)
            
 99年産(現7歳) カイトヒルウインド(国枝厩舎 コスモス賞2着)

 現4歳と現5歳勢が大当たりであっただけに、波があるように見えますが、活躍馬を複数出すことも多く、かなりのアベレージヒッターと言えるでしょう。
 超大物を狙うなら、池江泰郎、松田国英、角居の3厩舎。これも定石。他の厩舎を狙うにしても、有力どころにした方が無難です。って当たり前ですね(笑)。

 ディープインパクトの活躍から、SS系の超良血というイメージを持っている方が多いかもしれませんが、意外に地味目の種牡馬の産駒でも活躍馬がいるんですよ。ホオキパウェーブ(父カーネギー)、ブルーイレヴン(父サッカーボーイ)、カネヒキリ(父フジキセキ)、スムースバリトン(父スペシャルウィーク、初年度は不振だった。)、などです。超大物とは言えない馬もいますが、地味目の血統で活躍馬を当てること自体、POGの醍醐味の一つと言えるでしょう。
 あとはキングカメハメハ(父キングマンボ)、ナイアガラ(父ファンタスティックライト)、エコルプレイス(父グラインドストーン)など外国産馬や持ち込み馬には、他の馬主所有馬以上に注意が必要です。
 生産牧場では、ほとんどの活躍馬がノーザンファームか外国の牧場出身。厩舎だけではなく、生産牧場にも気をつけて指名したいところです。
 付け加えると、ハワイ馬名には特に注目が必要。英語(ハワイ語?)を勉強しておきましょう(笑)。

 今年大きな注目を集めているのは、なんといっても、ニュービギニング(アグネスタキオン×ウンドインハーヘア)ですね。ディープインパクトの弟で、兄と同じ池江泰郎厩舎に入るとなれば人気になるなというのが無理と言うもの。
 うーん、個人的にはどうでしょうね。『サラブレ』や『黒本』の写真で馬体を見た印象では、普通に良さそうな馬といった感じ。人気を考えると、それほど食指を動かされませんでした。兄ディープは三冠を獲ったわけですから、兄を越えろと言ってもなかなか容易ではないでしょう。まあ、ディープの2歳時でも、兄ブラックタイドと比べては・・・、といった論調が支配的でしたから、こればっかりは走ってみるまでは分かりませんね。

 個人的に注目したいのがクイーンカアフマヌ(King's best×アルアメント)。所属は松田国英厩舎。『サラブレ』の写真を見た限り、馬体はなかなか良さそうに見えます。名前の由来は、カメハメハ大王の妃の名前だそうで、言うまでもなくキングカメハメハと対になる名前です。金子氏の思い入れが感じられます。

 金子真人氏の活躍馬の条件である、松田国英厩舎、外国繁用種牡馬の父、ハワイ馬名という条件をすべて満たしており、期待できます。ただ一つネックになるのが、生産が白老ファームということ。いや、別に白老ファームが悪いというわけではいんですよ。白老ファームもノーザンファームと同じ社台ファーム系ですから、大きくは同じ系列の出身と見ることができるのですが、これだけ活躍馬がノーザンファームだけにかたよっている馬主だけに、正直、不安はあります。金子氏所有馬の新たな潮流となるか注目です。

 大馬主だけに、他にも名前をあげるべき注目の所有馬がいるのでしょうが、資料が本2冊だけでは、情報が少なすぎて、よく分かりません。

 あっ、ホワイトベッセル(クロフネ×シラユキヒメ)がいましたね。私は競馬場に行くことはまずありませんし、グリーンチャンネルも導入していないので、その白毛の馬体をメインレースで見られるよう、活躍して欲しいものです。

|

POG分析アドマイヤ編

 前回の予告通り、POGの話題。

 とりあえず馬主という切り口で切ってみますか。
 まずは、アドマイヤの冠名で知られる近藤利一氏の持ち馬から。
 今年はなんと言ってもアドマイヤオーラがかなり人気そうですね。

 ここ5年の2、3歳戦でのアドマイヤの活躍馬。

 03年産 アドマイヤメイン(毎日杯、青葉賞、ダービー2着)
       アドマイヤムーン(弥生賞、共同通信杯、札幌2歳S)
       アドマイヤキッス(チューリップ賞、桜花賞2着)
       アドマイヤカリブ(クロッカスS、函館2歳S3着)

 クラシックこそ手が届きませんでしたが、03年生まれはかなりの当たり年と言っていいんじゃあないでしょうか。故障さえなかったらアドマイヤジュピタも「当たり」と言っていい馬だと思います。

 02年産 アドマイヤジャパン(京成杯、弥生賞2着、皐月賞3着)
       アドマイヤフジ(きさらぎ賞3着、若葉S、ダービー4着)
       
 01年産 アドマイヤビッグ(東スポ杯2歳S)

 00年産 アドマイヤグルーヴ(若葉S、桜花賞3着)

 99年産 アドマイヤドン(朝日杯FS、若葉S)
       アドマイヤマックス(東スポ杯2歳S、ラジオたんぱ杯3着)

 毎年のように活躍馬を出してますね。これぞという馬がいれば獲って損はないでしょう。

 活躍馬を厩舎別に分けると

 橋田厩舎 アドマイヤメイン、アドマイヤフジ、アドマイヤビッグ、アドマイヤグルーヴ、アドマイヤマックス

 松田博資厩舎 アドマイヤムーン、アドマイヤキッス、アドマイヤジャパン、アドマイヤドン

 小島太厩舎 アドマイヤカリブ

 ちなみに生産者でみると、アドマイヤフジが辻牧場なのを除くと全てノーザンファームの生産馬。アドマイヤジャパンは厳密には早田牧場生産ですが、生産牧場自体がスキャンダルなどいろいろあって今はどうなっているのか分かりませんが、弟のアドマイヤオーラがノーザンファーム生産となっているように、実質的にはノーザンファームから購入した馬と見ていいでしょう。

 こうしてみるとアドマイヤの馬を指名する際は、橋田、松田博資厩舎の所属で、ノーザンファームの生産馬を指名するこしたことはないというのが分かると思います。まあ、定石ですが。

 このデータに照らしても、アドマイヤオーラ(アグネスタキオン×ビワハイジ 松田博資厩舎所属)はやはり有力ですね。私の種本は、『サラブレ』と『黒本』ですけど、写真でみる限り、素晴らしい馬体をしてます。POGでは人気は必至でしょうね。あえて、私がケチをつけるなら、これだけ完成度の高い馬体をしていて、これからの成長力という点ではどうなのか、ということですが、これは欠点がないのが欠点と言っているようなもので、それくらい素晴らしい馬に見えます。人気必至なだけに、妙味はあまりありませんが、ドラフト制で獲りにいくなら1番指名しかないでしょうね。

 今年は、橋田厩舎に比べて、松田厩舎の2歳入厩馬が少ないですが、これは現3歳馬が大活躍してしまったため、馬房の空きが少ないというのが理由でしょう。入厩馬が少数な分、粒ぞろいのようで、現3歳勢が大活躍したこともあって今年のPOGでは松田厩舎の方が人気しそうです。

 人気が松田博資厩舎に集まるようだと、橋田厩舎に妙味が出てきます。なかでもアドマイヤデューク(アドマイヤコジーン×ベリーローズ )には期待が持てるのではないでしょうか。普通に考えて、今年が初年度産駒であるアドマイヤコジーンの1番馬が近藤利一氏の持ち馬となり、父も担当した橋田満師の元へ行くというのは自然な流れ。橋田厩舎では、近藤利一氏所有の馬としては唯一のノーザンファーム生産馬でもあります。

 橋田厩舎には同じくアドマイヤコジーン産駒のアドマイヤビアン(アドマイヤコジーン×アドマイヤラピス)がいます。アドマイヤフジの妹であるだけに、こっちの方が人気しそうですが、逆にいえば、母が所有馬で兄も走ったから近藤氏が買っただけという見方もできます。

 アドマイヤデュークの方は兄弟に近藤氏の所有馬がいませんので、近藤氏は素質を感じたからこそ買った(ノーザンファームのオススメがあった?)ということにしておきましょう(笑)。早期デビュー濃厚ということもあり、アドマイヤデュークの方がオススメ。地味なイメージの父だけに中位指名でも十分獲れるのでは?

 穴っぽいところではアドマイヤクルーズ(アグネスタキオン×ジャッキースタイル )なんてどうでしょう?この馬もノーザンファームの生産馬です。所属は栗東の友道康夫厩舎で、サクラメガワンダー、ワンモアチャッターを手がけるなど、腕は確か。同厩の現3歳馬アドマイヤジュピタも故障さえなければ、もっと上にいけたはずで、近藤氏の所有馬の中でも素質の高い馬が回ってきているはずです。

|